ホンマオとラントー(虹猫蓝兔)スピンオフシリーズ - 中国アニメーション | 知られざる いろんなもの

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日本では殆ど知られていない、海外の珍しいものの紹介。

虹猫蓝兔梦之国历险记.jpg


ホンマオ・ラントー 夢の国冒険記(2012年)

虹猫蓝兔梦之国历险记


・総監督(总导演)

フー・モンファン(贺梦凡, 賀梦凡)


・文学顧問(文学顾问)

ユー・ファ(余华, 余華)


・芸術顧問(艺术顾问)

ハン・メイリン(韩美林, 韓美林)


・制作会社(制片商)

杭州宏夢カートゥーン発展有限公司(杭州宏梦卡通发展有限公司)


https://www.youtube.com/watch?v=lzaeIKFhI_M


ちょっと前に中国アニメを紹介したばっかりだというのに、

直ぐにまた中国アニメのご紹介です!!


このテレビアニメーションは、

ホンマオ・ラントー七勇伝(2006年)

虹猫蓝兔七侠传

のスピンオフシリーズです!!


虹猫蓝兔七侠传 1.jpg

Parents Slam 'Violent' Cartoon -- china.org.cn


この「ホンマオ・ラントー七勇伝」は、2007年に、

暴力描写が残酷的で子どもに悪影響を与えるとして、

強い批判に晒され、放送中止に追い込まれたという逸話があります。

虹猫蓝兔七侠传 - Wikipedia


ですが、ネット検索してみると、その後も、

七勇伝の続編が幾つも作られている様ですね。


で、今回紹介のアニメーションというのは、

「七勇伝」シリーズではなく、そのスピンオフのシリーズです。


「七勇伝」シリーズは、古代中国という時代設定なのに対し、

スピンオフのシリーズは、どちらかというと、未来が舞台の様です。


主人公の一人、ウサギの藍兔(ラントー)の風貌はそのままですが、

ネコの虹猫(ホンマオ)は、少年という設定ながら、

何故かタテガミが生えています。


まあ別に、ライオンというわけではないので、

髪の毛という設定なのでしょう、多分。


で、この少年は、ラントーと共に冒険したりするのですけど、

発明家という設定の様で、色んなものを発明して、

危機が迫った時にその道具を脇腹のポーチから取り出し、

使って切り抜けるという感じですね。


「夢の国冒険記」の概要の説明です。


虹猫は、山の様に積まれた勉強の本を前に、

居眠りをしてしまいます。


夢の中の遊園地で愉しく遊ぶ虹猫ですが、

悪夢王国(噩梦王国)の女王が平和な美夢王国(美梦王国)を乱し、

ハッとそこで目が醒めます。


そこで虹猫は、『悪夢除去装置』(噩梦去除器)を発明します。


その時、藍兎(ラントー)から

「悪夢に悩まされている」との電話が掛かってきました。


丁度良いとばかりに藍兎を呼び、

二人でその機械を試す事にしました。


しかし、機械は作動している途中で壊れてしまった上に、

夢の世界への入口が開いてしまい、

二人はその中へ吸い込まれてしまいました。


果たして二人は元の世界へ還れるのでしょうか?

・・・といった感じでしょうか?


美夢王国の『梦琪儿女王』(モンチアルニュワン)は、

闖入者である二人に最初は戸惑いながらも

仲良く行動する様になりましたが、

『空空女王』(コンコンニュワン)という、悪夢王国の女王が、

手下の『迈克尓』(マイクー)らを使い邪魔をします。


虹猫蓝兔梦之国历险记 2.jpg

この黄緑色の服の妖精っぽいのが、

梦琪儿女王(モンチアルニュワン)さんです!!


虹猫蓝兔梦之国历险记 3.jpg

で、こちらが、梦琪儿女王と対立する、

空空女王(コンコンニュワン)さんです。

左側のおっさんっぽいのが、迈克尓(マイクー)です。


このアニメーションで気になったのは、やはり、

ホンマオの“腹チラルック”です!!


虹猫蓝兔梦之国历险记 3.jpg


ここ最近、着丈の短いシャツを着るのが

流行っているじゃないですか。


その影響もあるのでしょうか?


でも、何時頃流行りだしたのかはよく分かりませんけど、

かなり以前から、中国アニメはヘソ出しが多いなという印象でした。


ホンマオには、キャラクターとしての魅力を感じます。


中国アニメというと、

魅力を感じるキャラクターというのが余り無いのですけど、

ホンマオはかなりイケてるキャラの様に思います。


その上に“腹チラ”ですからね。


日本のキャラでいえば、

クロノア(風のクロノア)の様な立ち位置というか。


もし日本に正式に入って来たら、

ケモショタ絵師に弄られそうな気がします。


そうそう、「七勇伝」にも別系統のスピンオフがあり、

「七勇伝」に登場したキャラクターが、

現代に活躍するというもので、

ホンマオ・ラントー・パラダイス

虹猫蓝兔乐翻天

というものです。


オリジナルとは違い、ギャグ的要素に溢れています。

暴力描写が非難されたその反動でしょうか?


そこでは、

スカンクの女の子シャーリー(莎丽)と、

ブルドッグのドウドウ(逗逗)、

サルのティアオティアオ(跳跳)が腹出しルックです。


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虹猫蓝兔七侠传可爱的大奔和莎丽


虹猫蓝兔乐翻天 2.jpg

特にドウドウの腹出しへのこだわりが感じられます。

一体誰に需要が・・・?

(まあケモショタでしょうけど)


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ドウドウは時々、ズボンがズリ落ちたりします。

狙ってるだろ!!


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ドウドウと白熊のダーペン(大奔)が赤ちゃんプレイするお話まで!!

ドウドウも赤ちゃん役をします(というよりダーペンにやらされる)。 


↓こちらは、学習漫画

虹猫青兎 10万個の何故?

虹猫蓝兔七侠传·十万个为什么

より、ダーペンも、ラントーも含め、登場人物皆腹出し。


虹猫蓝兔七侠传·十万个为什么.jpg


“ヘソ出し”へのこだわりが凄いというか・・・。






話を元に戻します。

他には、以下のシリーズがあります。


虹猫蓝兔海底历险记 1.jpg


ホンマオ・ラントー 海底冒険記(2011年)

虹猫蓝兔海底历险记


https://www.youtube.com/watch?v=PFrwKO7h9jI


海洋汚染問題がベースのお話。


右に出ているのが、ハイワー(海娃)という少年で、

海底王国の国王(左の人物)の息子。


最初はホンマオたちを敵と見做していたが、

後に行動を共にする。


「夢の国冒険記」よりもこちらの方が先みたいですね。


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ホンマオくんの“脇腹チラ”のサービスショット!!

(ケモショタしか喜ばないっつーのッ!!)


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脇役の方もヘソ出し!!

余り可愛く無いのが残念!!


虹猫蓝兔海底历险记 3.jpg

腹毛まで描き込むヘソ出しは珍しいかも?

おっさんキャラのヘソ出しはあまり見たく無いですね・・・。


中国では夏になると「ヘソ出しのおっさん」が出てくると言いますけど、

もしかしてそれの影響もあるのでしょうか?






虹猫蓝兔奥悠国历险记.jpg

动漫: 虹猫蓝兔奥悠国历险记 TV版 2013  


ホンマオ・ラントー 奥悠国冒険記(2013年)

虹猫蓝兔奥悠国历险记


https://www.youtube.com/watch?v=zh57tcke5Oo


内容がよく分からないので適当な説明になりますが、

奥悠国の住人たちが陶器に変えられているのを、

兄弟が目撃してしまい、兄が捕まってしまう。


モニカ(莫妮卡)という女性が、美貌と若さを保つために、

夢の原子(梦核)を奪うためらしい。


実は、モニカが奥悠国の住人たちを口車に乗せようとしたものの、

堅実な奥悠国の住人達は相手にしなかった。


そこでモニカは、

魔法を用いて奥悠国の住人達に

怠惰を植えつけてしまったのだった。


弟の布丁丁(プー・ティンティン)の救援要請を受け、

ホンマオとラントー、そして、

夢の国冒険記では敵役だったマイクーらが、

夢を失った奥悠国の夢を取り戻すために冒険をする・・・。


という内容でしょうか?


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右から2番目が、ティンティン(丁丁)くんです。


虹猫蓝兔奥悠国历险记 3.jpg

こちらがモニカ(莫妮卡)さんです。


一見若く見えますが、実は・・・。


というわけで、記事がとても長くなってしまいました。