昨晩は、9ヶ月ぶりに、
大・大好きな海外バレエ団公演を
びわ湖ホールにて鑑賞♪


ABT ( アメリカン・バレエ・シアター ) の

「マノン」





私は
エセ・ミーハー・バレエファンなんだけど

今回も行こうか行くまいか迷ってたら、

「もっと良い席取れたから」と、
バレエ師匠が、
前から一桁台のチケットを
ポンと譲ってくれた。

私は、中途半端にしか解らないし、
東京遠征するほどマニアではないけど、
1にロシア、2にパリオペ
のファンなので、
実は
ABT は全然知らなくて…。

いや、

かつてのニーナさん始め、
世界屈指のスターダンサー集団なのは
適当に知ってはいたのだけど
(ABTファンの皆様、すみません…)

しかし!
ジュリー・ケントさん、
本当に本当に凄かった!!!


何の下調べもせずに、
ストーリーの予習だけして臨んだ
「マノン」

ジュリー・ケントさんが
空色の衣装に身を包んで登場の瞬間、
妖精だっ!!
と、目が釘付けに。
そして
ずっと目が離せなくなってしまうくらい
想像を絶した美しさ♪♪

嘘みたいに、
しなやか すぎて、
可憐 すぎて、
その存在感抜群な
透明感半端ない綺羅綺羅さは
この世のヒトではないくらいのオーラ。

男たちを翻弄する役柄どおりに、
いろんな男たちに
奔放に身を任せる姿を、
パドドゥやリフトの振り付けに
おもいおこしてしまい、

その、
華麗な美しさといい、
官能的な身のこなしや仕草といい、
危険すぎる叙情的な目線や表情といい、
しなだれすぎる柔らかすぎな
エロティックbodyといい、

こんなに
素敵すぎていいのか!
ジュリー・ケントさん!!

という、あっという間の三時間。


ストーリーは
ちょっと身分がアレな
美しくてモテる主人公が繰り広げる
退廃から死に至るところの
ドロドロの哀しき愛の物語なのだけど、

ジュリー・ケントさんは
刑務所の囚人としてザンギリ頭になっても
おどろおどろしい沼地で
息絶えていく一刻一刻でも
(ネタバレすみません…)

天使のような清廉すぎるお姿で

とにかく悲運のはまり役。


ロベルト・ボッレさんと絡みついてる
DEEPな雰囲気の
パドドゥだけで、
愛することに
言葉なんて要らないなぁ…
と、うっとりしてみたり、

顔も骨格も男らしい
デ・グリューと
マノンの華奢さが対称的で、
男と女の相関がひきたって
よりドラマティックな
悲劇的ラブストーリー展開。

このキャスティング、
ビジュアルといい、
スキルといい、
うっとりするくらい
素晴らしかった!!


私事だけど、
中性的な白馬の王子様系綺麗キャラが
好きなのですが、
ロベルト・ボッレさんや
アレクサンドル・ハムーディさんの
がっしり男系も悪くないと思いました♪(笑)


ABT はお金もあるのか、
衣装もさりげなく豪華で
とても凝っていて、
良かった~♪

応援団も凄くて、
スタンディングオベーションの
2階サイドの最前列の和服の奥様方とか、
前の方の人とか、
黙って立って拍手!!だけでなく、
キャア~~とか、
ヒュウ~~とか、
活発やったのはやはりアメリカやから??

いろんな意味で
興味深く、楽しく、
素敵すぎる観劇をさせていただきました♪

ジュリー・ケントさんに魅せられて
もっともっと観たくなったABT。

でも、これはもっと凄いことだけど、
ジュリー・ケントさんって
確かアラフォー超え。

日本で言えば熟女なんでしょうが、
妖艶とか色気とか
イヤらしい(笑)言葉では
表現したくないくらいの
清くて良い意味の
美しすぎるオトナの円熟味が
一番素敵なみどころでした!