ラクダに乗りながら、タダシさんと
「ぬるくなってもいいからビール持ってくりゃよかったっすねー」
「500Rs出しても買うよなー」
「ジープで売りに来たりして」
「ってか砂丘のてっぺんにバーがあったりして」
…なんてありそうもない妄想を抱きつつ、喉カラッカラの状態で砂丘に到着。
そんな僕らの到着を待っていたかのようにラクダに揺られ一人の少年がやってくる。
その名も救世主アリバイ!!
「Do you want some beer??」
その瞬間の僕らの表情は日本にいる皆さんにも容易に想像がつくであろう。
真っ先に発した僕の一言。
「何本持ってんの????」
値段を聞いてみると、なんと超良心的価格、一本120Rs也!!(町中のレストランで飲むのとそんなに大差ない)
買い占めてやろうかしらとも思ったけど、後発で来る人たちの分を残してラムトゥーのをあわせ10本のうちの6本購入。
夕陽をみながら、当然至福。でも相変わらずの猫背です。
今回の旅のいまんとこ約4ヶ月でかれこれビールを200本近く、もしくはそれ以上飲んでるんじゃないかとおもうんだけど、いまんとこ一番んまい!んまい!!うんまい!!!(3回言った)
地球ってやっぱり丸いんだなあなんて思いつつ、すっかり黄昏てます…。
夕陽が沈み、焚き火を囲んで夕食。
ラムトゥーが砂漠の歌を歌ってくれる。
いい感じにお酒もはいって、なんだか自分も砂漠の民になった気分。
砂漠に来て火があること、水があること、風があること、土があることにただただ感謝。
かっこつけて言ってるわけじゃなく、本心でそうおもえる。
ラムトゥーは5年前、ラクダ使いの仕事を始めた。
今25歳で奥さんとは23歳の時結婚。奥さんは当時18歳。
恋愛結婚じゃなくて親同士できめた結婚だったこと。
今のラクダは借り物で早く自分のラクダを買いたいこと。
寝るまでラムトゥーと語り合う。
満天の星空のなか就寝。
…の予定だったはずがなかなか寝れない…
ラクダの歯軋りだ。
砂漠の静寂のなか、ギリギリギリギリゴリゴリゴリゴリ。
でもそれにも慣れてうとうとしてた時、顔に何かが覆いかぶさる。
誰かに襲われた!!強盗か!!
とおもったら犬のパピー。尻尾をブルンブルンふって超ご機嫌。
まじで死ぬかと思った。心臓バックバクで寝れない。
気づいたときにはもう目の前が明るくなりはじめたいた。
空の明るさで目覚めるってなんだか素敵。
いくら厚い毛布を重ねたとはいっても、砂漠で野宿は極寒。ちょっと風邪ひいたっぽい。
朝食をつくるラムトゥーもちょっぴり眠そう。
砂漠でヤンキー座りしてる日本人をみかけたら、たぶん僕です。
う○こ(当然まるの中に入るのは「ん」)してます。さいっこう気持ちいいんだ。
そんな朝のお勤めを終え、再度ラクダにまたがり一泊二日の超充実キャメルサファリ終了!!
俺らと別れたあと、ラクダ3頭引き連れ4時間かけて自分の村に帰って行ったラムトゥー、ありがとね楽しかったー!!
これからインド行く人はぜひジャイサルメールへ。
まわしものではないけど、何も言わずレヌカホテルで2000円強払ったら満足この上ない旅ができるはずー。