夜景…!
異性と夜景…!✨

頑張って自分から告白するぞ!と意気込んで、今日のデートに臨んだけど…


これ告白されちゃう感じなんじゃない!?ラブ







…なんて浮かれモードで、そうじさんの隣を歩いてた数十分前の私よ……


大声で罵ってやるチーン





このポンコツ!
お前みたいな恋愛ポンコツが、そんなイージーモードで恋愛できるわけねーだろ!!!


と。






「自分から誘っておいてアレなんですけど、僕高いとこ怖いんですよね…滝汗笑」






そうじさん高所恐怖症だったーーーー!!!!!



「あぁ…そうなんですね…チーン



何で誘った??なぜ苦手な場所に???
修行の一環か何かなの???
徳を積んでる最中かな????




心の中で白目を向くほど、展望台でも告白なんてそんなムードはカケラもない。


期待した自分が恥ずかしい…
今すぐ埋めてくれ地中深くにゲロー
一生掘り起こさないで下さいお願いだから。




バカみたいに期待してしまった自分を恥ずかしく思いながらも、高いとこを怖がるそうじさんをからかってめちゃくちゃ遊んでました(笑)




『なんか今日は告白なんて出来る雰囲気じゃないな…

でもやっぱりこの人といると楽しい。
心がポカポカする。

…好きだなぁ』





頑張って自分から告白しなきゃね!と決意を新たにしていると、そろそろお開きにしましょうかという雰囲気に。



展望台から降りて、駅までの道を歩き出そうとしながら電車の時間を考えていると、横を歩いていたはずのそうじさんが立ち止まっていました。





「?どうされました??」


オイオイ高所恐怖症の弊害、地上に戻っても出てんの??吐き気とか??ガーン

と心配になって、そうじさんの顔を覗き込むと、とても真剣な目でこちらを見つめているそうじさんがいました。




「せかいさんと知り合って2ヶ月くらい経ちますけど、せかいさんの色んな面を知って、僕せかいさんのことがすごく好きになったんです。

僕と付き合ってもらえませんか?」






………え???真顔