8/22 初めて登山をして来ました。
登ったのは、十勝岳。白銀荘からの出発でした。

昨今、山ガール、とか言って、素敵なファッションに身を包み、軽快に歩きながら、景色を楽しむ様子をテレビなどで目にするようになり、私は、侮っておりました。
イメージしていたのは、高尾山を、もっと長く、もっと急勾配を歩くだけなのかと...

白銀荘を出発し、しばらく湿地帯を歩き、その後、沢を渡らなければならず、ジョギングなどしてはいたものの、大人になり随分と恐怖感が増したと見え、渡る石ころ見つけるのに時間はかかる、、、まだ1時間もしない内に、疲労感を感じる始末。
ところが、待っていたのは、がれ場!私にしてみれば、ロッククライミングでもしているかのような気分。

でも、なぜか引き返そうとか言うことは思わなかった。登山者を見ても、年配の方も多く、慣れこそないけれど、時間をかけて、登れないことはないだろう、、と、単純に思えたし、現に一歩進めば、前進するのだから!

頂上に着いて、何を思うかと、自分でも楽しみ(?)にしていたが、充実感とか達成感とか言ったものはなく、ただ、めっちゃくちゃ100円チョコが美味しかった!!

疲労感が増した中での下山こそ、沢山の事、というか、自分の本性との戦いになってきた。
靴にも悩まされた為、足の痛みもある中、足元を見極めて、一歩を決めて行かねばならない。
このまま転がっていけたらどんなに楽だろうか、、と思ったり、思い通りに進めない事に苛立ちを感じたり、年配の方に抜かれて妙に無力を感じたり、、、。

登山を人生と重ねるが、正に実体験した感じ。
頂上までは、ただがむしゃらに前に進み、下山は、だんだんと老いを感じながら、様々な事に想いを馳せる。

今、パートナーを得て歩み出した私は、この登山でも、ずっと側で私を励ます人がいる幸せを感じ、又、彼の為にも支えとなれる人になりたいと、決意を新たにしたのです。

しかし、下山後の温泉は、極楽!
これは、中毒になりそうです!!