そうして私は念願だった製薬会社に入ることがきまったのだった

 

1日目は楽な仕事でしょ

 

そんな考えが崩れて消えた

 

「まずはこのブラックマター(暗黒物質)を小さくちぎってね」

 

え?なにこれ?

 

真っ黒やないですか、兄さん。

 

中身は?触りたくないのだけども。

 

「中身?あーー…イチョウとか」

 

は?それで終わりかよ

 

触ってみる。

 

手に張り付いて気持ち悪い。

 

そして固い。

 

こんなの素手でちぎってたら手傷だらけになっちゃうよ

 

あっ。ゴム手袋あった。つーかおっと。

 

「ゴム手袋は使わないでね。」

 

え?お前ら使ってんのに?

 

これが最初の通過儀礼かよ。

 

ちょっっろwwww

 

ゴム手袋でマウントwww

 

そして私の初日は手が傷だらけでスマホの指紋認証が作動しないまま作業が延々にあるのだった。

 

そしていろいろ機械掃除があり夜の9時まであったとさ。

「まずウチさぁ、県内の人採用しないんだよね。やる気のないパチンコばっかりしていて最低の県民性でしょここは。だからいらないんだ。帰って、どうぞ。」

 

え?

 

ここで募集しといていらない?え?まじで?

 

詳しく一人語り聞いてるの聞くとどうやら

 

・私の住んでいる県はクズばっかりでみんな辞めていく。だからいらない

 

・キミは田舎出身だから話だけでもしてやろうと呼んだだけだ←1時間かかったのに。

 

・確率はほぼ0だがアピールしたいことある?ないなら帰って。

 

・そもそもアルバイトばっかりしている奴にろくな奴いない

 

などなど言われました

 

これはいわゆる圧迫面接だったというのを後から知ったのだけど

 

私はこんなこと言われても何も気にしない人間なので黙って聞いてて

 

アルバイトはまじめにやってたよ

 

と伝えたらなぜかにこやかになって1時間話聞いてたら採用になりましたお世話になります。

 

圧迫面接さん、

 

ちょっろwwww

私は現在とある大手製薬会社に勤務してまだ1か月の社員です。

 

ここに就職する前にはものすごくいろんな会社を受け不採用の連続でした。

 

誰かが仕事の売り手市場と言っていましたがあれは真っ赤なウソです。

 

私は大学に入ったものの途中で辞め、専門学校に2校行きました。それも自分にとって全く興味がなかった専門学校に。

 

1校は卒業し、1校は途中で辞めました。逃げる癖は昔からあり、それが現在へと継承されています。

 

そしてアルバイトを2つし、初めての社員という仕事に胸躍らせながら市内の高級アパートに住むことになりました。

 

そしてその社員の仕事も1か月で辞め、半年間も仕事を探し、ようやく別業種の社員の仕事にありつけました。

 

これで人生は夢だらけだ

 

というのもつかの間、ここから大きく運命が変わっていくのです。