私が中学の時、音楽の先生が男で、彼の親が教育委員会のお偉いさんらしいというウワサのある人だった。
先生は体罰で有名で、言うことを聞かない生徒だけでなく、少しでも先生の気にさわった生徒も音楽準備室に連れていかれ、体罰をうけるのであった。
そんな中、私が思春期からの恥ずかしい気持ちから、クラスメイトの前で歌うことを拒んだ。当然準備室へ連れていかれ、木琴のバチで頭を叩かれた。
ここで一発被害を食い止めようと、思い切って大太鼓のバチで先生の顔面を10発以上シバき返し「誰の頭叩いとんねん!次俺にこんな事してみぃ!二度とピアノ弾けない手にしてやるからなぁ!俺のダチにも同じことや!」とわざと高圧的に反抗した。
次の日の朝礼で校長先生から「音楽の先生は今日からしばらくお休みになられます。心の病気です」と言った。
キレやすい人ほど逆ギレに弱いんだなとその時は思った。
周りの先生も教育委員会の関係上、お坊ちゃんには何も言えなかったんだろうなと、大人になった今は思うし、甘やかされた先生も可哀想な人だったんだなとも思う。
何の話しだ?俺は何を話したかったんだ?本当に可哀想な人は俺かもしれないと今思った。