ボイン氏が首をかしげながら入ってきた。どうしたのかと尋ねると、何度押しても私のシャチハタは拇印を押したような指紋の模様になるのだという。シャチハタを覗き込むと氏の名前がしっかりと刻まれているようだ。試しに私の目の前で押してみることに、するとやはり拇印の様な模様が紙についていた。そして誰の指紋かという疑問も湧いてきたので、二人の指紋をとって見比べてみた。すると二人とも合わないようである。さて誰の指紋か。そしてなぜ名前が素直に着弾せず拇印にかわるのか。明日ハンコ屋に聞いてみよう。