Ender-3という機種は様々な改造をするベースとして有名であり、自身もEnder-3は改造できるからという理由で購入した。しかしながら発売からかなり経過しており、当初搭載されているMarlinでは振動補正が効かない事や操作パネルが英語などに限られる事からよりカスタムしやすいklipperに載せ替えるカスタムが定番である。今回はその方法の初回であり、主に動かす環境について解説をしていく。
klipperに載せ替えるにあたって必要なものとしてRaspberry piを動作させる環境が必要であり、本体とその周辺機器、そしてパソコンが必要である。本体のRaspberry piは種類が多く悩まれると思うが、推奨される機種としてRaspberry Pi 3B, 3B+, 4B , Zero2Wがあげられる。筆者のおすすめ機種はZero2Wであり今後の解説も本機種を用いる。raspberry piを扱うにあたって必要な周辺機器としてUSB電源とMicroSDカードが必要である。今回採用しているraspberry pi zero 2wは電源の要求スペックは5V,2.5Aとされており、スマートフォンの高速充電に対応している充電器を電源にするのがおすすめである。microSDカードは32GB程の物が2枚必要であり、耐久性の高いドライブレコーダー向けと書かれているモデルがおすすめである。パソコンに関しては様々な環境が存在するが本解説ではWindowsのパソコンを用いる。パソコンに入れておくソフトウェアとしてRaspberry piのOSを入れるRaspberry Pi Imager、ターミナルエミュレータとしてTera Term、端末間のファイル転送にWinSCPが必要である。