防犯や見守り用ネットワークカメラを自宅に設置する場合は、ホームルーターでなく光回線でインターネット環境を構築することをおすすめします!

 

1.ネットワークカメラにはWi-Fi環境が必要

自宅に防犯や見守り用のネットワークカメラを設置し、出先からスマホなどで自宅の状況を遠隔監視できるようにするためには、インターネットに接続できるWi-Fi環境が要です。 

 

なお、Wi-Fi環境は携帯型のモバイルWiFiで構築することも可能ですが、ネットワークカメラは通信データー量が膨大なため長時間利用では映像障害のリスクも高くなる上、同じWi-Fiで共有する他のパソコンなどに速度遅延などが生じさせる恐れもあるためおすすめしません。

 

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2.Wi-Fi環境はホームルーターか光回線で構築可

自宅にWi-Fi環境(インターネット環境)を構築するにはホームルーター設置か光回線の開通かの2方法があります。 

 

なお、前述しましたように、携帯型のモバイルルーターによる方法もありますが、ネットワークカメラやパソコン等の家族共用によるのデーター容量から障害のリスクが懸念されるため対象外とします。

 

ホームルーターと光回線の違い(比較)

ホームルーターは無線の通信局であり、光回線は光ケーブルを屋内に引き込む有線の通信局となります。 

 

両者の主な違いは下表の通りですが、この表から以下のことが言えます。 

 

・ホームルーターは工事無しで設置できすぐに使え月額料金も比較的安く利用できますが、通信速度は光回線に比べてかなり遅い上に速度制限もあります。 

 

・光回線は、ホームルーターに比べて通信速度は著しく早く速度制限もないが、月額利用料はホームルーターよりも少し嵩むことが分ります。

 

  ホームルーター 光回線
下り速度(平均) 10~40Mbps(×) 100~300Mbps(◎)
上り速度(平均) 22.6Mbpst(△) 360Mbps(◎)
通信制限 速度制限あり(×) 無制限(◎)
月額料金 3,000~4,000円(◎) 4,000~5,000円(△)
工事 不要(◎) 必要(△)

※( )は評価です。

 

3.ネットワークカメラのデータ通信量は膨大

ネットワークカメラは膨大なデータ通信量を使用するためネットワークカメラを常時オンにして使う場合はネットワークに大きな負荷がかかり通信に悪影響を及ぼす恐れがあります。 

 

また、映像の送信には上り速度が重要で、光回線の平均上り速度が360Mbpsあるのに対し、ホームルーターは22.6Mbpstしかないためホームルーターは光回線に比べ不安定リスクが高いと言えます。

 

4.遠隔監視用ネットワークカメラはホームルーターより光回線が適切で安心

以上より、ネットワークカメラを防犯や見守り用として長時間稼働させる場合は、無線通信のホームルーターでは、通信容量の問題からカメラの安定性に問題が発生したり、他のパソコン等へ通信制限がかかるなどの不安が懸念されます。 

 

さらに、無線ということからホームルーターは、建物の構造や周辺環境によって電波が不安定になったり電波障害が生じたりする可能性があるため不安になったりで映像が止まったり、画質が乱れるなど安定性が求められる防犯カメラには適さないと言えます。

 

以上から、ネットワークカメラを使用する場合は、インターネット回線は光回線にされることをおすすめします。

 

5.光回線の選び方

光回線の選び方については、速度や料金等を比較検討して決めることになりますが、何と言ってもスマホ割が効く光回線にすると、スマホの利用料に割引が適用されてトータルコストが抑えられます。 

 

詳細な光回線の選び方は以下の記事を参考に願います。

 

自宅に最適な光回線の選び方とお得な乗り換え・申し込み方法

 

〈おすすめ光回線〉

光回線事業者 申込み窓口 詳細ページ

ドコモ光

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6.最後に

外出先からスマホなどで遠隔監視できるネットワークカメラを自宅に設置するにはWi-Fi環境が必要となります。 

 

ネットワークカメラは膨大な通信データを使用するため、無線通信の「ホームルーター」では容量不足により映像が乱れたり他のパソコンなどへの速度制約などが生じる可能性があります。 

 

このため、「光回線」にされることをおすすめします。 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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