コーノ式 コーヒー豆通販の聖珈琲

コーノ式 コーヒー豆通販の聖珈琲

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メリタの一つ穴は、ドリッパー内にお湯をため、コーヒーエキスを
抽出した上で、下に落とす。その時間をかけるために一つ穴。

では、3つ穴のカリタはどうなのか。

メリタ式は、お湯をためてゆっくりと下に落とすので、コーヒーの
旨みを引き出せる。では、穴が3つ空くことでどうなるか。

当然、1つ穴より早く落ちるために、十分にコーヒーエキスを抽出
できない。そのため、カリタ式のコーヒーの抽出方は


1・ドリッパーの中心からお湯をゆっくり注ぎ、全体に染みわたらせる
2・全体にお湯が染みたら、30秒ほど待つ
3・お湯を中心から円を描くように、一度目よりは大目に注ぐ
4・注いだお湯がある程度下まで落ちたら、お湯をいっきに上まで注ぐ

カリタ式はお湯を3回~4回にわけて注ぐことで、コーヒーエキスを
しっかりと抽出する。

メリタと同じような淹れ方をした場合には、味の薄いコーヒーになって
しまう。

では、この味の薄いコーヒーはダメなのかというと、この薄さが好き
という人も多くいる。

コーヒーは嗜好品なので、この薄さ濃さが美味しさにつながるわけ
ではない。

では、この好みに合わせようとしたら、お湯の注ぎ方で味を調整
できるカリタ式がいいのでは?ということになる。

コーヒーは時間をかけないと旨みがでない
コーヒーの濃さ薄さは人の好み

この二つの軸以外にコーヒーの美味しさはないかと、いうとまた
またそうではない。

次回は、この2軸に雑味という第3に軸を加えた話し。


コーヒー抽出の中でも一番ポピュラーでしかも奥が深いのが「ペーパードリップ」。
専用の「ドリッパー」と言われる器具の中に、紙のフィルターを入れコーヒーを
抽出する。

もともと、このペーパーフィルターの元祖は、「メリタ」
ドイツのメリタ・ベンツ夫人が、それまで布袋にコーヒーの粉を入れ抽出していた
やり方ではなく、もっと手軽に美味しいコーヒーを夫に入れてあげたいという思い
から開発したのが、今のメリタ式。

このメリタ式は、ドリッパーの中にお湯をため、穴から下に落ちる時間差を利用
しコーヒーのエキスを抽出する。
この、コーヒーエキスがお湯に染み出る時間と、穴を伝って下に落ちるタイミン
グがしっかりと計算された結果、メリタは一つ穴を採用している。

このことから、メリタのドリップ方法は、

1・ドリッパーの中心からお湯をゆっくり注ぎ、全体に染みわたらせる
2・全体にお湯が染みたら、30秒ほど待つ
3・残りのお湯をドリッパーの上まで、一気に円を描きながら注ぐ

POINT:メリタ式は小分けにお湯を注がない(注ぐ必要がない)

つまり、コーヒーを一定の味じで美味しく飲もうとしたら、メリタ式が一番簡単
ということになってくる。

では、他の

三つ穴のカリタ
円錐のKONO(コーノ)
円推だが、溝が上まであるハリオ

は、ダメなんだろうか?

ここが、コーヒーが嗜好品である事の最大のポイントで、それぞれのメーカー
の特徴があるので、それはまた次回。

コーヒーを抽出する道具は色々とある。

ペーパードリップ、ネルドリップ、サイフォン、コーヒープレス、イブリック、パーコレーター・・・
代表的なところでもこれだけある。

じゃあ、どれが一番美味しいの?

と必ず聞かれるのだけど、もうそれは好みとしか答えようが無い。

もともと、コーヒーは嗜好品。それぞれの「好き」がある。

たとえば、ペーパードリップ一つにして、メーカーによって味がかわる。

一つ穴のメリタ、三つ穴のカリタ、円錐のKONO(コーノ) 、円推だが、溝が上まであるハリオ。

コーヒードリッパーを持っていたら一度、自分のドリッパーがどういう形だかみてみて欲しい。

次回は、それぞれの味の違いについて。


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