治療を受けてもまたすぐに悪くなる理由
1つめは全体としての調和がとれていないとき部分的によくしたとしても、体というのは繋がっています。全体としてのバランスがとれていなければ、周りの歪んだ状態に引っ張られてまたすぐに悪くなります。そのため、全体として整えていく施術が必要です。2つめは刺激の量が多すぎる、もしくは少ない刺激には適量があります。私はよくクライアントさんに施術は料理と一緒です、といった説明をしています。味付けが濃すぎても薄すぎても駄目なんですね。刺激の量が多すぎれば患者さんの治癒力、回復力がそれに対応できずにまたすぐに駄目になってしまいます。刺激の量が少なすぎれば変化の度合いも小さく変わらないということになります。ただ個人的な理想を言えば、より小さな刺激で全身に効かせられるような体にとって出来るだけ負担の少ない施術を追求していきたいと考えています。3つめはクライアントさん自身の生活習慣これは一般的によく言われることですよね。クライアントさんのご協力が不可欠です。4つめはクライアントさん自身が施術に納得していない場合治る、よくなっていくのはあくまでご本人の力です。病院での薬もそうですが、整体、指圧、鍼灸、いろんなものがありますが、すべて患者さんの治癒力を引き出すお手伝いに過ぎません(と思っています)。クライアントさんの意識が施術内容を拒否することがあります。強押しで痛気持ちよさを味わいたいのに、あっさりした施術を受けた場合。こんな場合はすぐにまた悪くなります。意識って大事だなと実感します。思いつくのはそれくらいでしょうか。なるべくよい状態を維持できるように、しっかりとお話をお伺いして施術を組み立てています。