こんにちは![]()
ブログをご覧頂き誠にありがとうございます。
横須賀市鴨居の整体楽家です。
僕もかれこれ整体施術を始めて30年近くになろうとしています。(2025年)
そう思いまして、
これからはお客様にご了承を頂ける範囲内で
施術日記としてブログを書きたいと考えています。
そんな心配も頭によぎりますが
少しでもご覧頂いた方にとって役に立てるような
内容にしたいと思います!
どうか生暖かい目で見守って頂けたら幸いです![]()
1回目となる今回は、
20年以上前にまだスポーツ整体院から独立して間もない頃、その後の整体人生の基礎となる事を学ばせていた方の症例です。
当時の僕はまだ駆け出し。
僕にとっては初めての歩行も困難な重度の全身痛だというSさん。
Sさんの家に出張で伺ったのですが、
お邪魔してすぐにお会いした
Sさんは、
真冬なのに着ていたのは
肌着の上にビニールのゴミ袋。
「こっこの方は、、、」
と驚いてしまいました![]()
60代女性 専業主婦Sさん
症状
①「全身の痛み」
(衣服の重さが痛くて、真冬でもゴミ袋を着ている)
②「手足の強い痺れ感」
(足裏の感覚が鋭く、床が針山に感じる程で歩行困難)
③「常に頭痛や倦怠感がある」
(少し動き過ぎると次の日に発熱や頭痛を繰り返す)
10数年続く不調で年々悪化し、その間様々な病院を受診、都内の大学病院でも
「医学的な所見なし」つまり健康体との診断。
かかりつけの病院に戻り
先生に「医学では異常は無い。あなたの様な方は整体に行ったらどうか」
と勧められ、整体に通うも施術が痛くて
症状は悪化するばかり。
「もう整体とかは嫌」
と言っていたが
お知り合いに説得され、渋々僕に連絡したとの事でした![]()
その頃の整体は現在の様な運動学的理論は確立されておらず、施術はバキボキ。
当時の僕も現在の様な「運動連鎖的アプローチ」はしておらず神経学も未熟。
しかし唯一「免疫とは何か?」という勉強にハマっていた時期でした。
Sさんのお話をお聞きして(とても長い時間をかけてじっくり聞きました
)その後、ほんの少し背中に触れた瞬間
「痛ーーーい」
と顔をしかめます。
何をしても痛い。
何もしなくても痛い。
風が顔に少し当っただけでも激痛。
それでピーンと何かが閃きました。
Sさんはとても真面目でとても丁寧な方です。
優しい旦那さんに迷惑をかけているとの思いが強く、
「早く元気にならなくては」
「病気なんかしていられない」
との思いが、「痛み」や「不調」を身体が
許容しなくなっていたのです。
人は避けようとする現象に自ら進んで行きます。
僕はSさんの痛みの原因は
という仮説を立てました。
(その頃は心理リハビリテーションに関する本で成瀬吾作先生の臨床動作法等を読み漁っていた時期だったのです)
それなら他の整体院でのバキボキの強い施術後に悪化した事とも辻褄が合います。
「治そう」という刺激や
「治りたい」という気持ち
どちらもSさんの症状を強くする筈です。
結果的に仮説は的中し、Sさんは半年ほどでかなり楽に生活出来るようになりました。
僕が最初に伺った時は
◯トイレ以外はほぼ横になっている
◯庭に出るのは体調の良い日のみ。週一くらい
◯買い物はおろか一人でゴミ出しも無理
そして施術を開始して半月ほどで(4回施術)
◯「セーターが着れる」
◯「相変わらず歩くと床は針山」
◯「発熱や倦怠感は減少」
ではどんな施術をしたのか?
それは
まず痛みが起こる原因をSさんに理解してもらう事。
「身体に症状があるのは悪いことではなくて
むしろ正常な事」
という認識をSさんに持ってもらったのです。
「痛みや熱は自分を守ろうとしている」
「そういう事だったのね」
今まで「何故治らないんだろう」
としか考えられずに自分の身体に嫌悪感を抱いていてそうですが、
痛みの原因を知った時に
「とても心が楽になりました」
と初めて笑顔になったのです![]()
そう言って、そぉーと背中に手を置きます。
「押す」のではなく、皮膚が軽く触れるくらい。
背中から手足、そして頭まで行い「刺激」を許容してもらうのです。
軽く触れるだけでも痛みや痺れ感でSさんは顔をしかめます。
そして頭を触った途端にSさんの身体全体が
「ビクンっ」と動き
「痛っ」と一際大きな声を上げました。
頭皮に触れるだけで下半身に電気が走るとの事。
(この現象がその後の僕の整体施術の基礎になったのです。)
(Sさんの不調の原因はやはり脳の疲労なんだ)
その日は頭皮やお腹に触れるだけの施術でしたが
施術が終わると
「なにかとても楽になりました。
わたし、良くなる気がします」
と言って頂けました
。
そして僕は施術後に「明日は発熱するかもしれませんよ」
と言って帰りました。すると
発熱したと翌日に電話が来ました。
Sさんは
発熱したりすると、気分が落ち込み更に痛みも強くなっていたそうですが
今回は
「微熱は身体を守るためのスイッチが入ったのですよね?」
と少し今までとは逆の認識が持てたので気持ちに余裕が有るとの事。
その後も施術後は毎回微熱や何処かが腫れたりします。
僕は念のために整体施術の後の事を、
病院の先生にも相談しに行ってもらいました。
そして施術を開始して3週目に伺った時に
「先生、ほら」
とSさんが厚手のセーターを着ています!
僕は嬉しくて泣きそうだったのを覚えています😭
それから徐々に発熱する頻度は減り、
週一ペースで施術に伺う度に痛む範囲も少しづつですが小さくなってきます。
毎回頭やお腹をメインにじんわりほぐした施術後は
「ハァー気持ち良い」と笑顔になってくれるのが
とても嬉しかったです![]()
そして
3ヶ月程経つと背骨や骨盤を揺らす施術ができる様になり滅多に発熱や倦怠感も出ないとの事。
庭にも毎日出るようになっていました。
10年以上続いた症状からは考えられない程普通に歩いていて、痛みで顔をしかめる事も無くなっています。
しかし
施術ペースを2週おきに伸ばした時です。
「また熱が出て足が痛いの」
という電話があり伺うと
「先生が今週来ないと思うと不安になって痛む」
との事。
なので僕は「金魚を飼ってみてはどうか?」
と提案したら、
早速旦那さんが金魚鉢と小さな赤い金魚を飼ってくれたのです。
これがまた良かった。
「今日の体調はどうなんだろう?」
と今まで自身の体調ばかり気にしていたのが、
「金魚さん元気?」と意識が金魚に向くので、
体調を崩す日がグッと減りました。
Sさんは家事やゴミ出しも問題なく出来る様になり、施術ペースは月に一度、疲労を回復する程度までになりました。
Sさんの施術を開始して一年以上経過した頃、久しぶりにSさんに呼ばれていくと、Sさんは元気。
とても元気です。
そして
「旦那が脳梗塞で倒れたのよ」
と言うのです。
Sさんは旦那さんのお世話をしなくてはいけないので大忙しだそうです。
しかも
片麻痺の旦那さんを1人で入浴させると言うのです![]()
最後まで微妙に残っていた足の痺れは
「全然感じない」との事。
「疲れるとたまに微熱が出てるかもしれないけど気にしてないの」
だそうです。
もう以前のSさんとは違います。
今回は旦那さんの施術で呼んでくれたのでした。
この時から僕はこう思っています。
「慢性不調の原因の5割はメンタル」
「人は心配事やストレスで首や肩の血流が減り固くなる」
「首周りの固さはお腹や呼吸筋を緊張させて腰痛や全身の不調を生む」
現在ならSさんは病院で何らかの診断を受けたのかもしれません。(線維筋痛症など)
そして僕も今ならもっと早くSさんに楽になって頂けたのにとも思います。
当時は「〇〇筋は〇〇神経支配で、、」くらいの知識で解剖学の基礎しか知らない時。中枢性感作や神経作用閾値なんかも後から出てきた情報でした。本当に「今なら」と思います。Sさんに辛い思いを長引かせてしまいました![]()
今回ご紹介した事は
整体は
「痛みが消えた!」
はあくまで結果であり、
「その方が健康であり続けられるように」
日々サポートをする事」
「それこそが整体の役割」
そう思うキッカケとなった
僕にとってはとても貴重な施術例です。
ここまでお読みになって下さりありがとうございました。
「健康はメンタルが大切」
「頭をほぐすと全身が楽になる」
どなたかのお役に立てればと日々願っております。
当院の整体は頭からも全身リラックス!
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