夏の衛生
髪をくしけずる時、その櫛で頭皮を刺激せよ。髪をくしけずるより、頭皮を刺激することの方が大切である。
もし、特殊な敏感、痛み、弛緩に触れた時は、櫛の背を持ってその部を叩け。始めは鈍い音なるも、しばし叩くうちに、高音のかかった堅い音になる。その時止める。
丁寧に調べれば、その時から腹部の筋が弛み、続けていると、一部に偏ってある白毛、抜毛が修正され、体内、爽快になるであろう。
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歯を磨く時、そのブラシを以て歯茎を摩擦せよ、時に出血あり、うがいして又行なえ、数日にして出血せざるに到る、これ、歯の健康法である。歯を磨くことにのみ専念していたのでは、歯を丈夫にすることは出来ない。
出血ある時は顎下のリンパを20秒、指にて圧しておくべし、この所は歯茎の血行を調整する。
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汗は丁寧に拭うべし、特に背中の汗を涼風で乾かすと、下痢また風邪、中には脚が重くだるく、頭が鈍くなる人さえある。
夏の下痢の中には、汗の不始末によるものが沢山ある。下痢だから“食べ物”と考えるだけでは分からぬことにしばしば出会うものである。
引っ込んだ汗は、大股に歩けば、また出てくる。その人の生理的歩幅を破るような大股がよい。
その意味で、帰宅して玄関に入るまでの20歩を、極めて大股に歩くことが、夏の健康法である。
ではでは
