11月29日(水)
am9;41ー
患者様がご来院する前に少し調べものをしていたら
こんなデータが出てきました。
この業界にいる方は知っていると思うので、一般の方に向けて発信します。
- 厚生労働省「平成27年国民生活基礎調査」
この調査では、50歳以上の男女を対象に、腰痛の有無や、腰痛の原因となった仕事内容について調査が行われました。その結果、腰痛の有病率は、運輸業(31.7%)、清掃業(28.8%)、看護師(28.0%)、介護士(27.8%)、農業(27.2%)の順に高く、これらの職業に従事している人は、腰痛になりやすいことが明らかになりました。
- 日本産業衛生学会「腰痛と職業に関する疫学調査」
この調査では、20代から60代の男女を対象に、腰痛の有無や、腰痛の原因となった仕事内容について調査が行われました。その結果、腰痛の有病率は、運輸業(30.1%)、清掃業(29.9%)、看護師(29.4%)、介護士(28.8%)、農業(28.6%)の順に高く、これらの職業に従事している人は、腰痛になりやすいことが明らかになりました。
これらの調査結果から、腰痛になりやすい職業は、重量物を取り扱うことが多い、長時間同じ姿勢で仕事をすることが多い、中腰やしゃがむなどの姿勢をとることが多い、という特徴があることがわかります。
他にも業種問わず、重量物を持つことや長時間同じ姿勢・中腰仕事の方は腰痛になりやすいということですね。
重量物を持つ・座る・中腰・・・
全く違う動作ですが、腰痛の原因になる筋肉がこの3つの動作で1つあります。
それが大腰筋です。
大腰筋は、体幹深部筋のひとつで、胸椎12番から腰椎5番の横突起に起始し、腸恥隆起を越えて大腿骨小転子に停止する。
主な作用は、股関節の屈曲と腰椎の安定化です。
重量物を持つ
重量物を持つ際には、大腰筋が主動的に収縮して、大腿を屈曲させ、膝を曲げて腰を曲げます。これにより、重量物を持ち上げるときに必要な動作を可能にします。
座る
座る際には、大腰筋が主動的に収縮して、大腿を屈曲させ、膝を曲げて骨盤を後傾させます。
これにより、座る姿勢を安定させることができます。
中腰
中腰の姿勢を維持する際には、大腰筋が収縮して、腰椎を前方に引き出し、腰椎の曲がりを維持します。
これにより、腰椎を安定させ、痛みを予防することができます。
少し難しく書いてありますが、何が言いたいかというと
上記3つの動作は大腰筋が収縮するということです。
大腰筋の筋力の低下や収縮し凝り固まることにより腰痛は引き起こされます。
なので、今腰が痛いあなたは
まずは大腰筋のストレッチやトレーニングを行ってみてください!
大腰筋はこんな感じ
YouTubeで【大腰筋 ストレッチ】と検索すれば山のようにストレッチ動画が出てきますので、是非試してみてください!