妊娠~出産~産後と女性の体は大きく、大きく変化します。

 

 

妊娠してホルモンの分泌が急激に変わり、子供をお腹の中で育て、出産が出来る体へと変わっていきます。

 

それと共に分泌されたホルモンの影響や、未来への期待や不安で感情が不安定に揺れ動いていきます。

 

 

そうこうしているうちにツワリが始まり、身体的にも精神的にも不安定な時期を過ごされた方も多くいるのではないかと思います。

 

 

 

妊娠~出産を経験した女性の脳は灰白質という自分や他人の感情、意図を理解するところが小さくなるので、より動物的?(笑)に、いや、感覚的になっていきます。

 

 

女性はその後に、子育てという大きな仕事が待っているので、理性が強いよりも感覚的に伸び伸びとしていた方が子供が何を求めているのか、やることが沢山ある中でどうしたら、自分も安らぎを得れるかという事も見つけられやすくなるのではないかと思っています。

 

 

妊娠、出産、産後と書いていくと長くなるので、今回は妊娠の時のポイントを書いていきますね。

 

 

まずは基本ですが、歩くこと。

出来れば自分のペースで、一番心地よいリズムで歩くこと。

 

 

妊娠時の体の変化はとても激しく、ダイナミックで見た目にも明らかに分かるように骨盤が開いていきます。この体の変化を手助けするのに歩くというのはとても良いです。

 

 

この時期はどうしても運動不足になりがちなので、いろんな方に言われているとは思うのですが、意識しておいて欲しいことです。

 

体をゆるめる事は大事ですが、ある程度は筋肉を動かして、圧がかかっていないと、自分の体の弱いところに負担が強くかかってしまいます。

 

ゆるみも過ぎれば、たるみになってしまいますしね。

 

 

妊娠の腹帯もそうですが、本当は適当な腹圧がかかっていると腹帯は必要じゃなくて、あっても無くてもどっちでも良いのです。

 

 

無くても辛くならない体でいられるのが一番、です。

 

 

人間の体は植物とは違って、動くという事をセットで作られているので、体を動かすという事は誰にでも大切です。

 

 

歩く、気持ちよく動くというのは振動から筋肉が動いてマッサージされたように柔らかく弾力を持ってきます。

 

 

妊娠時の骨盤が大きく動く時に、スムーズに動けるように、歩いて体の弾力を保つように心がけてくださいね。

 

 

腰椎4番の体操で骨盤や股関節を柔らかくするのも、ツワリがある方にはおススメです。

 

 

そして、出産という大仕事を迎えるまでに確実にやっておいて欲しいことが、

腎臓と腰椎3番のケアです。

 

 

腎臓と腰椎3番はこの時はセットで考えます。

 

この二つを整えておくと、何より出産が軽くなります。

 

 

逆に整っていないと出産に時間がかかることが多い。いわゆる難産になります。

 

 

むかーし、友人夫婦の出産間近の時に遊びに行った事があって、動きをみても、話しを聞いても腎臓と腰椎3番に問題がある。

と分かっていたのですが、結局言えずに帰ってしまい、やっぱり難産になってしまった事があります。

 

 

腎臓は足湯をしたり、足裏の土踏まずをマッサージすると整ってきます。

 

妊娠中にしっかり時間を取ってやった足湯(1時間くらい)は気持ちよくて、腰の硬さが取れて、お腹が柔らかくなるせいか、赤ちゃんが楽しそうによく動きます。

 

 

腰椎3番は体を腰を捻る体操や、仰向けになって膝を立て、両膝をそろえて左右にゆっくりゆっくりと動かす体操で整ってきます。

 

 

腎臓と腰椎3番は出産の最重要ポイントです。

 

最後に、お腹の赤ちゃんとのコミュニケーション。楽しい時間。

 

 

ある程度大きくなってくると、お腹に手を当ててしゃべりかけていると元気そうに動きます。

 

 

妊娠して整体に来る赤ちゃんにいつも手を当てていますが、みんな必ず元気に動いてくれます。

 

もうコミュニケーションはいつでも取れるので、お母さんも話しかけたり手を当ててみて下さい。

 

 

こういったコミュニケーションが生まれる前から親と子のつながりを感じさせて、子供が未知の新しい世界に安心を持って生まれてくるのではないかと思うのです。

 

 

自分の子供もそうですが小さいうちはお腹の中の記憶も残っていて、聞くと教えてくれます。

 

自分の人生の始まりがお母さんのお腹の中からなんて感慨深いですが、そのお腹の中も楽しい思い出があったら最高ですね。

 

皆さま、ぜひ元気な子供を!!!