前回の続きで
副腎疲労の要因と対処方法です
《副腎疲労の要因》
・慢性的なストレス
・肉体的ストレス
・恒常的な緊張
・急激で過大なストレス(大切な人との死別、交通事故など)
・カフェインの頻繁な摂取
・アレルギー(慢性フードアレルギー 化学物質 花粉症など)
・銅の過剰摂取および蓄積
・過度の労働
・喫煙
・不眠 睡眠不足
・食生活(砂糖 ジャンクフードや偏食 過度の飲酒など)
・白い炭水化物(精製された米 小麦 加工食品など)
・生活習慣病(糖尿病 高脂血症など)
・薬の継続服用(抗生剤 ステロイド ピルなど)
こうした事柄が 副腎に負担をかける大きな要因になります
《副腎疲労症候群を良くするには》
①砂糖と小麦などの精白粉 カフェインは避けましょう!
・カフェインを摂ると元気になるのですが
副腎の状態は 変わらないので
結果 副腎を酷使してしまう状態になりますし
カフェインなどは副腎が過剰に刺激されてしまうので
副腎機能低下がさらに悪化してしまいます
・副腎疲労のひとは たいてい低血糖症である可能性があり
血糖値を素早く上げてくれる小麦や砂糖を使った食べ物
(ドーナツ ケーキ チョコレートなど)を無償に食べたくなるのですが
これらの食べ物は血糖値があまりに早く上昇しすぎる為
それに応じてインスリンが過剰に分泌され
この過剰なインスリンにより今度は血糖値が急激に下がり
低血糖症が出てしまいます
そうすると さらにこれらの食品への要求が増し悪循環に陥ります
そして要求がエスカレートすると
中毒になる可能性が出てきます
(因みに砂糖と精製された小麦粉などは
栄養の無いカロリーと言われています)
②塩分を控えないようにしましょう!(副腎疲労の方)
・副腎は体液の電解質(ナトリウムとカリウムで
これらは適切な細胞機能を維持する為に必要なものです)
のバランスの調整や水分量の調節などをしており
副腎疲労の方は副腎の機能が低下している為
バランスや調整機能が上手く出来ずナトリウムは尿へ排出され
その時に水分も尿として一緒に無くなってしまいます
ナトリウム不足に加えて脱水症状なってしまうのです
なので 水分を取り塩辛いものが欲しい時は
塩分を摂るように心がけてください
また 毎食味噌汁を欠かさず
漬物や飲料水に塩(0.9%生理食塩水)を入れて飲むようにしましょう
※野菜ジュースは カリウムを大量に含んでいて
ナトリウムが排出されてしまうのでNGです
③早めに寝るようにしましょう!
・副腎疲労の回復は夜間に行われるので
夜10~11時までには寝るようにしましょう
また 副腎皮質ホルモン(コルチゾール)の分泌時間(体内時計)が
ズレている人もいるので 朝起きたら体内時計のズレを戻す為に
直射日光を浴びましょう
(出来たら10~15分くらい浴びると良いとされています)
④副腎を回復させる栄養を摂りましょう!
・副腎を回復させるには ビタミンC
ビタミンB5(パントテン酸) マグネシウムが有効です
キウイなどのフルーツ 納豆 干し椎茸 さけ いわし ゴマ
ひじきなどの海草類 ブロッコリー ピーマン
パセリなどがオススメです
また ビタミンCは副腎ホルモンの産生に不可欠で
ビタミンCの不足は副腎機能の低下を
引き起こしますので良く摂りましょう
*因に 血液中のビタミンCの濃度を 1 とすると
・脳のビタミンCの濃度 20倍
・白血球のビタミンCの濃度 80倍
・副腎のビタミンCの濃度 150倍
と言われており
ビタミンCが多く含まれる臓器には
それなりの量のビタミンCが必要になってきます
⑤適度の運動とリラックスを心がけましょう!
・何もする気が起こらないと思いますが
あえて散歩やウォーキングなど適度な運動
(翌日に疲れを残さない程度)をすることで
脳の側坐核に刺激が行き やる気も出ますし
軽い汗をかきリフレッシュも出来るので副腎の回復に有効です
因に 整体などで身体を整え
リラックスするのも一つの方法ですよ^^
このように 一番大切なのは
「生活習慣の見直し」です^^
以上の様な事を参考に 実践して頂き
副腎疲労を改善しストレスに負けない体質を作っていきましょう