朝
ねむの木が甘い香りを放っていました
この花が咲くと
若くして亡くなったご近所さんを思い出します
闘病中の彼女と
毎朝ウォーキングをしました
共通する子育てや音楽のこと
互いの故郷や育った家庭のこと
日々目にする空や植物の変化、美しさ
たわいもない日常は
病気の悪化と共に
ごく稀な事に変わって行きました
ふたりで
ねむの木の花の美しさと香りを絶賛した事を思い出します
彼女の子どもらにねむの木の思い出を伝えたい
そう思いながら今年も時がすぎて行きます
彼女の子どもたちと分かち合う日がありますように🍀
【思い出のねむの木】