星霜の一葉〜日々を印象的に変えるフォト×旅ブログ

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今あるものを楽しむ工夫をするだけで、ほんのすこし目の前に広がる景色の見方を変えるだけで、過ごす時間は断然豊かになる。
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週末聞いた話が今も
頭の中に響いている。
 

若いころ崖から落下し
生死をさまよいかけた時のこと

湿気を含んだ苔に足を取られ
ごろごろと下まで一気に転がり
大きな木に激しくぶつかり止まったが
あ、何本か折れたな…とわかった

もうダメかもと思ったその瞬間
目の前に今までの短い人生が
本当に走馬灯のように駆け巡った

そこに流れる映像は
栄光にみちあふれた瞬間じゃなく
家族との他愛のない会話のような
小さな幸せの光景だった

幸い数時間後に助けが来て
九死に一生を得たが

死ぬ前に見る人生の画は
意外に穏やかなものだと知った

財を成した、いい会社に入った
そういう名誉、名声といった類は

人生の終わりには存在感すら消える

だとしたら

小さい幸せを感じる心を忘れずに
これからは時間を重ねていきたい

その時、そう思った
 
その方は今年68歳になるという
たくさんの夢を叶えてきたその人の
語る顔はとても優しかった
 
 
 
”走馬灯の映像”って
人生の最後に流す
総集編のようなもの
 
映画のエンドロールなら
わずか3分くらい

どんなシーンで
誰の名前が
流れていくだろう

そう思って過去を顧みると
意外と嫌なことは出てこなくて
素朴な思い出ばかりが浮かぶ

お金、家、車は無理だけど
幸せな気持ちはあちらの世界に
持っていけるかも

人生という映画の中で
制限時間が3分だとしたら
とっておきの総集編にしたい

日々の在り方は、その素材。
 
そう考えて
今日は言葉をひとつ
口に出す前に
別のに変えてみたりした

 
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