嘘は書きたくありませんので、全て正直に書きます。

病院の朝は早い。

6時起床。6時半頃には朝飯が出てくるようだ。

僕は手術日だったので、絶食。

飲み物も3時間位前にNGになる。

なんだかんだ言って緊張感しかない。

誤魔化す為に色んなものを持ち込むのが良いと思います。

ノートPCとiPad。もちろんスマホも満充電。

Huluの無料期間を利用し、動画見放題。

キンタマを取るわけだから集中出来るはずもなく。

こんな早起きする事がないので、午前中が異常に長い気がした。

手術前は何度も体温と血圧を計る。

手術用のガウンを着て待っていると、看護師さんのお呼び出し。

痛みもないので歩いて手術室へ。

オートロックのような自動ドアを入ると、ドラマで見たような景色。

オペ台と電気、電気、電気。

先生は2人、助手さんが2人。計4人でしてもらえるよう。

恐る恐る手術台へ。

パンツを下ろされ、いざ半身麻酔。

半身麻酔がほんと、嫌でした。

背骨の間の脊椎？に麻酔を注射。

まぁ痛くもないけど、俺の真ん中に刺さってる感じ。

ボワンボワンと右足が痺れてきた。

効きをチェックされるが、結構シビアに申告する。だって麻酔が聞いてなかったら怖いしね。

そんな事は無く、しっかり麻酔が聞いたところで手術開始。

高位精巣摘除術？だったかな？

今はベッドから動けないので確認できない。

とりあえず、手術中の痛みは一切ない。

皮膚を引っ張られてる感触と、レーザーのようなもので焼かれたコゲ臭いのに耐えること1時間。

本当に医療とは凄いな。

杉田玄白だっけ？前野良沢だっけ？

この時期くらいから急速に発展したんだろうな。学のない僕はそんな事を思いながら、早く終われーと願っていた。

予定通り1時間で手術は終了。

下半身が全く動かせない。当たり前だけど。

キンタマ・・無くなってるんやな。

そう思うと切なくなった。

病室まで戻り、執刀医の説明があった。

3日で退院予定。

ほんとに？ほんとなの？

下腹部切り裂いて3日？

この後、更にほんとなの？って思います。

麻酔がきれてくるのは個人差ありますが1、2時間。

術後、飲み物を飲めるのが3時間後から。

僕は1時間で麻酔がきれた。ジワジワ、ジワジワと疼く。

1時間後には悶えていた。

味わった事のない痛み。例えようのない痛み。

あと2時間は飲み物を飲めない。

痛み止めは2時間後。坐薬ならあるよ？と。まだ始まったばかりだったので、我慢する事を選択。

我慢しなきゃよかった。この後に悶絶しました。

その後、痛み止めを貰い、飲みましたが、痛みは収まらず、今は点滴の痛み止めを直接流し込んでいます。

だいぶマシになりましたが、寝れるかどうか。

今はキンタマはおろか、傷口を見る勇気がありません。

痛みがマシになる事を願って。

では、また明日。

手術当日