こんにちは、福島県二本松市と本宮市の葬儀屋さんの隣の酒屋
勢州屋の4代目太田きょうじゅです。
昨日はお休みをいただき、やっと髪を切りに行くことができました。さっぱりさっぱり!やっぱり髪を切ると気持ち良いですね。
そして、午後からは税務署の職員の方が講師を勤める説明会に参加してきました。何の説明会かというと3月31日に告示されて、6月1日から施行される酒税法の改正についての説明会です。
今日の日経MJにも一面に安売り規制強化に関する記事が載っていました。
以前より酒販業界では、ビールなどの価格破壊が問題になっており、適正な利益をとって販売するようにしましょうという指導はありました。しかし、中々お酒の価格は変わらないということで、今回の酒税法の改正となったそうです。
最悪の場合には、酒販免許の取り消しまでありうるとのことです。
なぜ酒類に関してこのような法律が施行されるのかというと、お酒には酒税という税金がかかっており、国の重要な税収源となっています。その酒税の安定的な確保という観点が1つ。また、お酒は致酔性(酔っ払うということ)があり、また常習性があるため、不当に安い価格で販売することは望ましくないということがもう1つの理由だそうです。
それでは、適正な利益とはどのくらいかというと、正直まだ僕にはわかりません。国の指導としては、その商品を売るために必要な経費だけではなく、店舗を運営する上で必要な経費も加味しての経費額を割らない価格ということになっています。
多くの小売店では、粗利の低い商品と粗利の高い商品が売り場には混在していて、それらの合算でどのくらいの粗利をつくれるかを考えていると思います。商品によっては、必要経費を割っている商品があったり、または多くの粗利を取っている商品があったりという状況です。今回の法律では、お酒の商品毎に必要経費を割らないようにという考え方ですので、これまでチラシに載っていたような商品を中心に値上がりする可能性がかなり高いと思います。
うちのお店でも、ビール類などを安く販売していますので、価格が高くなる可能性はかなりあります。お酒の価格が変更になったときにこれまで行っていたお店から、高くなった中でも比較的安いお店を探されるお客さんも当然多いと思います。もちろん私も消費者の側であれば、そうすると思います。
価格がよそのお店より安くなくてもお客さんに選んでいただけるようなお店にならなければ、これから生き残っていくのはとても難しくなっていくということですね。
そして、価格以外のところでお客さんに選んでいただくためには、商品知識や提案力はもちろん必要ですが、やはり人と人の関係性が重要になってくるのかなと思います。
お客さんも含め自分の周りにいる人を応援し、自分も周りの人たちから応援される存在にならなければ、やはり価格や稀少銘柄などがお店を選ぶ判断基準になってしまったり、ネットに負けてしまうのかなと思います。
もっともっと周りの人たちを応援できるように勉強をして、発信をして、交流をして、楽しんでいくことが大事な時代になってきたなと感じる出来事でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
お酒を通して、皆さんに楽しい縁がたくさん結ばれますように!!
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