勢州屋のお燗酒だいすき、太田きょうじゅです。
やっと読み終わりました。「未来食堂ができるまで」。毎日お風呂の中で少しずつ読んでいました。そして、読み終わる前に東京に出張があったので、実際の未来食堂を体験してきました。そんな「未来食堂ができるまで」をやっと昨日読み終わりました。
この本の中にも書いてありましたが、「未来食堂」って色々な媒体で紹介されているお店だったんですね。私は、この本を本屋さんで見つけるまで全く知りませんでした。飲食店にお酒を卸している身としては勉強不足かも・・・。
しかし、変な先入観を持たずにこの本を読めたことは良かったのかも・・・。
この本をぜひこれから飲食店を始める方に読んでもらいたいなと思います。(現在やってらっしゃる方でも参考になることは沢山あると思います。)
未来食堂を開店するまで、そして開店してからの出来事がブログとして書かれたものをまとめた本なのですが、本屋さんでよく見かける一般的な飲食店の開店の手引きのような本とは違い、この本はその時々の作者?店主?の感情も書かれて、きっと飲食店を始められる方なら同じように感じるだろうなと思うところが沢山あります。
弱音も書かれていますし、どうして未来食堂を開店したいと思ったのか?ということも書いてあるんです。きっと弱音の部分には勇気づけられると思いますし、開店の動機などの文章には、自分のお店のコンセプトなどを改めて考えるきっかけになるのかなとも思います。
そして、この本の巻末には実際の未来食堂の事業計画書まで添付されているんです。普通なかなか他店の事業計画書なんて見ることはできないですよね。そんなところでも、とても参考になる本だと思います。
でも、なにより読んでいて、とても面白い小説を読んでいるようでした。主人公が、葛藤しながら夢に描いたお店を開くまでの物語のような。
物語の舞台を見てみたいそんな気持ちに駈られ、未来食堂に行ってみたいという気持ちがとても強くなりました。それは、このお店独自の「まかない」「あつらえ」「ただめしw」「さしいれ」などの面白いシステムに興味を引かれたからということと、
「誰もが受け入れられ、誰もがふさわしい場所」というこのお店のイメージがどんなお店なのかにも興味を引かれたからでもあります。
お店は、神保町の駅から徒歩3分の日本教育会館というビルの地下にあります。土地勘のない人は、たぶんスルーしてしまうと思います。実際私は、携帯のナビで行ったにも関わらず、一度通り過ぎました。(笑)
お店には、入口に沢山の本が置いてあり自由に読むことができます。(これもこのお店の特徴の1つで、店主個人の蔵書だそうです)
中に入ると、静かだけれど居心地は悪くない雰囲気でした。過剰な元気の酔い挨拶や丁寧すぎる接客はないですが、落ち着いた空気に満たされているような感覚。これが「誰もが受け入れられ、誰もがふさわしい場所」のイメージなのかな?正直なところ、私は一回目ではなじみきれてはいませんでしたが、きっと2~3度来店したらすごく落ち着くんだろうなって感じました。良い意味で干渉しすぎない距離感ていうんでしょうか?
ということで、本の紹介なのか?食レポなのかわからないブログになってしまいましたが、もし飲食店をはじめようって思っている方がいたら、おすすめしたい本のご案内でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
お酒を通して、皆さんに楽しい縁がたくさん結ばれますように!!
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たまにつぶやきます。
空の写真とか、お酒の写真を時々あげます。
「♯飲みたくなる写真対決」で検索してもらうと、いわきのしのぶやさんと対決している写真がでてきます。
日々の仕事の事、お酒の事、その他全く酒屋に関係ないこと、あげてます。
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