西田 真のブログ

西田 真のブログ

美容外科医西田真のブログです。

Amebaでブログを始めよう!
昨日の国営放送科学検証優良番組、ご覧になりました?
テーマは「女性の薄毛」
詳しくは、最後にリンクを貼っておきますので番組内容ご確認ください。
女性の薄毛 


私どもも女性の薄毛に取り組んでずいぶん経ちますが、やはり難しい面があるのも事実です。

男性の薄毛は、男性ホルモン対策をしたうえで育毛すれば、なんらかの成果を得られることが多いのですが、

女性の薄毛は原因が多岐にわたり、しかも原因そのものが解き明かされているわけでもなく、したがって何らかの検査法で治療の方針がたつというわけでもないからです。

それでも、比較的急速に改善する方がいらっしゃいます。


①甲状腺機能低下症の方
 体がだるく、硬くへこみにくいむくみがあって、汗をかきにくく乾燥肌で、お通じが悪く、そして薄毛がある方。
 甲状腺が弱っているかもしれません。

 当院にて、甲状腺機能の血液検査可能です(※甲状腺検査セットのみは6300円です)。
 ご希望であれば、女性ホルモン、男性ホルモンの特殊検査も追加できます。
 自費診療になりますが、それゆえかえって「ともかく検査してほしい」というお気持ちにもすぐお応えできるのが良い点でしょうか。

 また、甲状腺ホルモンの病的な低値があれば、原因検索も必要ですから保険診療での加療をおすすめすることになりますが、それ以外の場合でも、アンチエイジング医療の一環として「ホルモン補充療法」の選択が可能です。
 ホルモン補充療法は、甲状腺ホルモンだけではなく、各種ホルモンを総合的に検査診断し、ナチュラルホルモンを処方していく究極のアンチエイジング治療のひとつです。
 化学合成や異種ホルモンを使わず、年齢に応じた適正値に厳密にコントロールできることは、ホルモン由来のがん増大のリスクを抑えたままで補充ができるということです。
 副作用の発生を最小限にしつつ、健康と美容を最終目標とする点からも、従来のホルモン投与とは別物とお考えいただいていいと思います。


②何らかの原因で、急速に抜け毛がすすんだ場合。
 お薬の副作用やストレス、妊娠出産など、きっかけになった原因がある程度はっきりしていて、それほど時間が経過していなければ、原因を除去したうえで育毛をアシストさせていただくと、回復がぐっと早まります。


そしていろんな育毛を試してきたが、いまひとつ反応が悪い方。。。
そういう場合、女性特有の「血虚」が潜んでいる場合が大変多いです。

東洋医学的には、髪のことを「血余」と言います。血が十分あってこそ、その余禄として髪は豊かになるという謂ですね。
ところが妊娠出産、無理なダイエット偏食女性ホルモンのアンバランス気の不足経血の排泄などなど、女性は「血虚」がすすむリスクが大変高いのです。

・抜け毛・薄毛が気になる
・爪がもろい
・安静時に足がつる
・肌荒れ・顔色不良
・経血が少なく、色もうすい
・動悸
・眠りが浅い
・最近夢をよく見る
・驚きやすい
・何かと不安感がある


こんな症状はありませんでしょうか。
あてはまる項目が多い場合、「血虚」の要素が強いかもしれません。
舌の様子など拝見した上で、漢方薬を処方したいところです。
同時に、東洋医学・西洋医学両面からのお食事の話もいたします。
漢方 


こういった、
「発毛・育毛」を妨げるもの
不足しているもの

を対策できてしまえば、
私どもの成長因子補充の治療法(グロースファクター再生療法)が
最高のパフォーマンスを発揮できる舞台がようやく整います。
GFC 
こう、、、、、が、こういうふうに!

このように薄毛の治療は一筋縄ではいかないのですが、
まずは何が毛の発育をジャマしているか、
診察室で一緒に解き明かしていきましょう。

なお、遠方の方や、まずはネットで相談したいという方など、
個別のご相談は、こちら無料相談コーナーからどうぞ。
ニックネーム、性別、年齢、都道府県、メルアドなど登録のみで無料で何回でもご相談いただけます。
漢方と薄毛について特に、ということであれば、相談内容記入欄に、西田指定の旨ご記入ください。

内容や価格などはこちらご参照ください。
女性の毛髪治療
ホルモン補充療法
美容漢方

そしてわれらが国営放送優良番組のリンクです。
いい番組ですね。
測るだけダイエットの回などは歴史に残る名作です。
眼瞼下垂の回のあとも、お目目パッチリ&肩こり改善にずいぶん貢献させていただきました。
これからも面白い番組作りをよろしくお願いいたします。
昨日まで4日間、お休みをいただいておりました。
メールなどで相談を寄せてくださった方々、お返事が遅れまして申し訳ありませんでした。

というのも、フィリピンはマニラで開催されておりました、
Asia Pacific Medical Aesthetic Congress 2013(APMAC2013)に参加していたからなのです。

この会は例年、各国の指導者的立場の先生をお呼びして、
様々な技術について討論しながら共有していくという性質のものだったようですが、
今年はその門戸が広がり、参加者の数も倍増に近かったと聞きました。

学会にはいろいろ参加してきましたが、この会は抜群に面白かった!
一大美容学術エンターテインメントとでも言うべきか。

何より、目からウロコの落ちるような、
今すぐみなさんの願望の実現に役立つ技術
の報告や実演が満載。

演出もすごいもので、全員に電子回答用のデバイスが渡され何かと思えば、、、
アンケートや質問の結果が瞬時に表示され、進行に利用されます。

効果音や照明もまるで「アイアンシェフ」を彷彿とさせるよう。

さすが世界に冠たるALLERGAN社主催の会です。

明日からその報告をしていきたいと思います。

APMAC看板


大変ご無沙汰致しておりました。西田です。
さて、私も日々漢方の処方だけしているわけではありません。
あくまで、漢方の良さを美容業界に取り入れている美容外科医、ですから。

そこで、今日は珍しく症例写真などお目にかけようと思います。
私ども聖心美容外科のお家芸、セリューションシステムを用いた脂肪幹細胞移植の症例です。

昔は豊かだったお尻も、年を取るにつれ誰しも、たるみ、しぼんでしまいます。それだけでなく、ウエストのメリハリもなくなり、坐骨のあたりもくぼんでしまう。。。



およそ1年前ですが、「お尻を総合的に豊かに若々しく」とのご依頼をいただきました。



前

脂肪採取部は腹部とウエスト(下の写真で、黒くかこんだ領域です)、



注入部は、上臀部・大転子部・臀溝・坐骨部(紫の線で等高線を描いています)です。



 ショーツ2



 



下の写真は、210ccずつ、計420cc注入しての半年後です。



 豊尻3



ウエストの吸引効果だけでなく、幹細胞移植が奏効してお尻の面がきれいに整いました。しこり感もなく、良い仕上がりと思います。

それにしても、この写真だとおいくつのお尻に見えます?




この患者さまは、50代後半。
太陽のように明るい方なのでもともとあまり年齢は感じませんでしたが、
これでお尻年齢も気持ちを邪魔しなくなったのではないでしょうか。



さて、もともと注入量は片側につき210ccですからそう多くはありません。そのうち坐骨部に割ける量はわずかだったのですが、くぼみがずいぶん平坦化しています。



おしりのなかでも坐骨部は、座ることによる圧迫の影響が特に大きいため移植脂肪が生着しにくいものです。この坐骨部のくぼみまで平坦化してきているのは、生着率の良いセリューションならではですね。



 



やってよかったです!とのお言葉をいただきました。
何より私が報われる瞬間です。



皆さんの参考になればとのことで、お写真の公開を快くご承諾いただきました。
ありがとうございました。



 ちなみに、費用などもろもろはセリューション豊胸術と同様になります。
お胸への適用を、お尻に変更する、というふうにお考え下さい。