深夜特急に憧れて。3 | 中辻 隆徳のブログ

中辻 隆徳のブログ

ブログの説明を入力します。

私が乗り込んだ新鑑真号は、瀬戸内海から周防灘、関門海峡、
玄界灘を経由して東シナ海に入り上海を目指す航路をとっていた。
2泊3日の船旅である。


日中国際フェリーHPより


夜、時間を持て余し、船上デッキに出た。
湿度の高い熱帯夜であったが、デッキの床に寝そべってみると
床は鉄独特の冷たさがあり心地よかった。

もうすでに東シナ海の洋上にいるはずだ。
雲一つなく、満天の星空に感動した。
明日の昼頃にはいよいよ上海港に到着すると思うと、胸が高鳴った。

この船旅では、同じような一人旅をする同世代の若者との出逢いが
あった。

地質調査のために私と同じくシルクロード方面に向かう大学院生、
インドを目指す大学生、特にアテのない旅をするという劇団に所属
している慶応ボーイ、など様々であった。

そして、もう一人、私の親友も乗船していた。大学の同級生で、
私のシルクロード熱が乗移ったのか、ひょんなことから一緒に
行こうということになったのだ。
しかし、私がデッキで旅に酔いしれている頃、親友は二等船室で、
これからインドに行くという大学生の旅の計画に耳を傾けていた。
上海上陸後、彼が私と別れて南方を目指すことになるとは、この時
予想だにしていなかった(笑)

新鑑真号の船内にて

上海到着間近の甲板にて



本日も常体を用いてカッコつけてしまいました…。
船で出会ったみんな、今頃どうしているのかなあ。
もしご覧になったら連絡ください!
…顔出しNGならモザイクかけます(真面目に)




にほんブログ村