眉毛挙上の癖がある場合の「眉下切開(眉下リフト)」の経過は? | 美容外科医 菱田 健作Blog 〜温厚質実〜

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20代女性の患者様です。

 

症例写真へのご協力、誠に有り難うございますお願い

 

控え目の二重をご希望され、ご来院されました。

                     手術前

 

適応は、、、、「埋没法」 それとも、「眉下切開(眉下リフト)」

 

どちらも適応だと思いますが、、、

 

①もともと奥二重が存在

②控え目な末広型のデザインをご希望

③「埋没法」よりも「眉下切開(眉下リフト)」の方が目が大きく見える

④「眉下切開(眉下リフト)」は糸が取れる心配がない

 

以上の理由により(他にも細かな理由はございますが、、、)「眉下切開(眉下リフト)」をお勧めさせて頂きました。

 

但し、ここで一つ気を付けないといけないことがあります!!

 

眉毛挙上の癖があるかどうかです。

 

私は、「眉下切開(眉下リフト)」を行う際には、術前に必ずシミュレーションを行い、術後の完成デザインを手鏡で患者様に確認して頂いておりますが、眉毛挙上の癖がある場合には、あえて(!)、控え目のデザイン(皮膚切除量)で切開を行います。

(もしくは、別途費用はかかりますが、ボトックス注射を打った方が良い場合もあります)

 

その理由として、、、

 

通常通りのデザイン(皮膚切除量)で切開を行うと、眉毛挙上の癖があることで、術直後はつり目のように見えたり、つっぱる感覚が暫く続いてしまい、患者様がご不安に感じてしまう期間が生じてしまうからです。

 

(もちろん、通常は時間の経過と共に改善はしますが、、、)

 

今回、眉毛挙上の癖がありましたので、あえて(!)、控え目のデザイン(皮膚切除量)で切開を行いました。

 

術後2ヶ月です。

                     術後2ヶ月

 

術前よりは改善していますが、少しずつ眉毛挙上の癖の改善に伴い(上まぶたのたるみが取れることで、眉毛挙上の癖は自然と改善してきます)、少し物足りない感じがしますね。

 

術後4ヶ月経過して眉毛挙上の癖が完全に改善したところで、追加手術(追加皮膚切除)を行いました。

(この場合の追加費用負担はございません上差し

 

追加手術(追加皮膚切除)後1ヶ月です。

            追加手術(追加皮膚切除)後1ヶ月


目の開きも改善し、術前のイメージ通りの結果と患者様には非常に喜んで頂けましたキラキラ

 

なお、傷痕は、時間の経過と共にもっと馴染んで、最終的にはほぼ分からない状態になります。


この手術には、切開デザインや、術中の状態により眼輪筋や皮下剥離の処理を変える、術者の「こだわり」もあります。

 

 

・眉下切開(眉下リフト)について

【術式の概要】
局所麻酔後に、皮膚切除し(場合によって眼輪筋も一部切除)、
非吸収糸で形態を調節しながら吊り上げなどの処理を行い縫合する。
【リスク・副作用】
術後の浮腫、痛み、内出血、シスト形成、肥厚性瘢痕、ひきつれ、左右差、眉毛の変形、閉瞼障害、二重の消失と変形。
【手術費用】
両側 330,000円(税込)(脱脂を伴う場合は、+88,000円(税込))