さっき、NHKの追跡AtoZという番組をたまたま観ていました。
記憶があいまいですが「なぜ増える?ごみ屋敷」といった感じの特集でした。
ワイドショーでは、ごみ屋敷に住む人は変な人、というくくりでやっているのがたいていでしたが、
ここでは「誰もがごみ屋敷の住民になりうる」という観点から取り上げていました。
地域住民が協力して撤去することもあるが、そういう場合は結局また元のゴミ屋敷に戻ってしまうそうです。それをみて「あのことにはもうふれたくない」と腫れ物にさわるかのような住民。
一方、これを収益機会のチャンスとみて、「ゴミ屋敷解決します」と続々参入する業界。
札幌の業者は売り上げが20倍になったと豪語していました。
しかし、いたちごっこの感は否めない。
大阪府豊中市では、ケースワーカーと地域のボランティアの人たちが、ゴミ屋敷の住民の心をときほぐしながら、少しずつ解決していく様子をやっていました。
(こうしたケースではまたゴミ屋敷に戻ることは少ないのだそうです。)
そして、冒頭の「なぜ増える?ゴミ屋敷」ですが、孤独がキーワードになっているようでした。
家庭不和、近親者の死別、失業等で社会との接点を失った人が
「もうどうでもいいや」と投げやりになり、片付ける気力を失っていくのだそうです。
そうした背景を考えないで、単にゴミを片付けようというだけでは問題は解決しないのだと
いうことがわかりました。
孤独のつらさに負け、社会から逃避するのは甘えもあると思うし、
それにより周囲の平穏な生活を阻害してるのに何とも思わない様子は腹ただしくさえ感じるが、
そういう人たちが社会との接点を取り戻すように、手を差し伸べていかなければいけないのでしょう。
なんか現代社会の縮図をみるようでした。