14日 師岡カリーマ(文筆家)「溺れる者は藁をも?」このコラムの後半がいい。「高市劇場」の新作「解散選挙」に国民は800億円の入場料を払わせられたが、その割にこの演目は大好評だったとみえる。喝采の真っただ中では劇を酷評するにも憚れる雰囲気さえ漂うが、自民の得票率に目を向けると小選挙区で5割弱。比例で4割未満。高市一強の吉凶はともかく、国民の半数以上がこの熱狂の波に乗らなかったというのは捨てたものではない。空虚な言葉の海に浮かぶ藁以上の価値はある。

 

   15日 前川喜平 (現代教育行政研究会代表)「君は総理大臣になれるのか」         前川さんは頼まれて映画「なぜ君は総理大臣になれないのか」(大島新監督)の推薦文を書いたという。2017年希望の党から出た小川淳也氏を追ったドキュメンタリーである。小川氏に政治家としての資質があるとすれば、どっちつかずに揺れつつ悩み続けるところにあるのではないか。嘘でもはっきりものを言う高市首相とは正反対だ。中道は護憲派も改憲派も含む無原則な党でよいのではないか、だとすれば小川氏は最適だ。高市政権が大失敗してサナエ人気が急落した時には総理大臣になれるかもしれない。

 

   16日 大矢英代(カリフォルニア州立大助教授)「破壊の時代」 今年の「ミュンヘン安全保障報告書」は「世界は破壊的な政治の時代に入った」と警鐘を鳴らしている。世界各地で「破壊的政策」を好む指導者が台頭し戦後の国際秩序は崩壊の縁に立たされているという。注目したいのは「現政権の政策が将来の世代の生活を悪化させる」と考えている人が「豊かにする」と考えている人の割合を超えたという。そんな不満やアイデンティティーの揺らぎが強い国家の復活を叫ぶナショナリズムに陥っていく。」その典型であるトランプ米国の真似をして「日本列島を強く豊かに」と叫んでも、未来で待つのは民主主義の崩壊でしかない・・・と指摘している。

 

    この一週間の最後の方は鎌田慧氏(ルポライター)である。この日の鎌田氏は「再審法を人間的に」と題し先月熊本地裁が再審請求を棄却した「無実でも死刑」に対するコラムを書かれている。

 

    選挙確定後の11日から一週間「本音のコラム」欄は、6人の筆者が、「高市選挙」に対する、批判意見を述べられた。2週目に入った18日齋藤美奈子氏は「高市鬱」という言葉のことを書かれている。

 

   またこの「本音のコラム」欄の下には2月8日~14日間に発行された「週刊誌を読む」特集が書かれてある。この特集を明日紹介し「高市選挙」連載を終えたいと思う。

                           カワカミ記