スクエア・ワールド                作・砂龍セイ 編集・赤羽朱雀


・プロローグ・

 これは、およそ二百年前の事。とある国の王は、現在自分が治めている国だけでは物足らず、世界をも手に入れようとたくらんでいました。しかし、王の統治している国は小さくもなく、大きくもない国だったので、世界を支配するのは難しいと考えます。

 そこで、王は思いつきました。自ら世界を作り、自分がその世界の王になればいいのだと。

 国王は、その時、あまり名は知られていないが、腕は確かだという学者、アルパルディア・ギラを城に呼び、世界は何でできているのか、と訪ねました。彼は、

「世界は、空間・時間・物体によって成り立っている」

と、答えました。

 国王は、そこまでわかっているのならば、と、アルパルディア・ギラに世界創りを命じました。しかし、アルパルディア・ギラは断ったのです。自分が研究をしているのは、王の道楽のためではないと。そこで、国王はアルパルディア・ギラの妻と息子を人質に取り、無理やり世界を創らせました。

 それから、十年ほど経って、アルパルディア・ギラは王が休みも取らせず、ムチで叩くようにして仕事をさせたがために、死んでしまいました。しかし、彼は空間を作る力、時間の流れを遅めたり早めたりする力、物体を無から造り出し、壊す力を見つけていたのです。

 国王は、次に、ギラの息子、アルパルディア・ギリに世界創りを命じました。

 また、十年ほど経ち、父と同じような境遇で、アルパルディア・ギリは死んでしまいました。しかし、彼は父、ギラが見つけた力を形にすることができたのです。

 空間を作る力は青く、四角い結晶に。

 時間の流れを遅めたり、早めたりする力は黄色く、三角形の結晶に。

 物体を無から作り出し、壊す力は赤く、丸い結晶に。

 国王は、次に、アルパルディア・ギリの息子、ギルにしつこく世界を創らせました。

 更に十年経ち、とうとう世界創りを命じた国王自身も死んでしまいました。アルパルディア・ギルはそのことを知らず、三つの結晶の力を巧みに使い、とうとう一つの世界を生み出すことに成功しました。彼は、その世界に名前を付けました。

 『スクエア・ワールド』、と。

 次に、アルパルディア・ギルは、世界を創るのに使った三つの力――結晶――にも、名前を付けました。空間の青く、四角い結晶は『スクエア・エネルギー』。時間の黄色く、三角の結晶は『トライアングル・エネルギー』。物体の赤く、丸い結晶は『サークル・エネルギー』。

 そして、アルパルディア・ギルはスクエア・ワールドにおける地球に降り立ちました。しかし、その時にスクエア、トライアングル、サークル・エネルギーが目に見えないほど少し欠けて、混ざり、長方形の透明な結晶になったのです。その結晶は、三つのエネルギーの効果を打ち消す力を持っていました。

 そのことに、アルパルディア・ギルは気づきませんでした。

 彼は、サークル・エネルギーによって人間を創り、働かせ、豊かな国を築き上げました。人々は幸せに暮らし、ギルという王を称えました。

 そして、舞台は今現在の時間から、五年前へと進みます。アルパルディア・ギルは死に、国の王は、彼の息子、ギレがなっていました。ギレは、先代のギルと違って、やりたい放題に暴れていました。人々を奴隷のように扱い、とても重い税を国民に払わせたりしていたのです。

 人々は、ギレを殺そうとしました。しかし、彼らはサークル・エネルギーによって創られたため、ギレを殺す計画を立てている途中に、近づいてもいないのに壊されてしまったのです。

 意思を持つ三つのエネルギーは、そんな彼に愛想が尽き、ギレから出ていこうとしました。しかし、ギレはそれを許さず、サークル・エネルギーとトライアングル・エネルギーはギレの手によって逃げ出すことが出来ませんでした。それでも逃げようとしたトライアングル・エネルギーは、自らのからだを半分に割り、片割れを一人の少年の元へ飛ばしました。

 スクエア・エネルギーは龍愛(りゅうあ)という少女に宿りました。

 トライアングル・エネルギーは、現実の世界の公介という少年に宿りました。

 そして、時はいま――……。
こんにちは、砂龍セイです。

このブログを見ていてくださる方なんていないと思いますが、謝罪しておきます。
このブログを作ってから半年近くになります。
本当に申し訳ありません………しょぼん

実は、夏休みから、パソコンにパスワードを掛けられて、出来なかったんです。

それはそうと、小説を載せたいと思っています。
次から、プロローグを載せていきます。
昔話っぽいですが、本番はぜんぜん違いますよ。

二週間ずつ、一章ごとの更新を目指しています。
プロローグの次も見て頂けたら、泣いて喜びます!!

こんな私ですが、どうぞよろしくお願いいたします。
初めましてビックリマーク

砂龍セイでございます。
ブログ初心者ですが、よろしくお願いいたします。

このブログでは、主に日記、たまに物語を書いております。
更新遅いですが、コメントいただけると嬉しいですドキドキ

私は小説を書くのが好きですので、
同じ趣味の方とお友達になれたらいいな、と思っております。
ピグもやってますので、申請してくだされば、有難く存じます。
文章力もなく、下手ですが、仲良くしてくださいませクローバー