このお寺では、夏と秋に2度行事がありました。
施餓鬼とお十夜。

今回はその施餓鬼について、

施餓鬼は7月末に行う行事で、
お坊さんと檀家や信者の方、ご近所、親戚が集まってきました。

施餓鬼は餓鬼に施すと書きますが、
餓鬼ととは、地獄の飢えに苦しむ人のことかな。
その餓鬼に施すという意味。

お坊さんの説教では、この餓鬼というのはご飯が食べられない。地獄では箸がものすごく長いので 自分の口には箸で持ってこれない。
人に食べさせること食べさせてもらうしか出来ないという話。

参ってくださった方には、”おとき”と言って、精進料理をお出しします。
時代劇にお殿様が食べるような漆塗りのお膳のセットでお出しします。
夏はきゅうりの酢の物が献立にあって、ものすごい量の輪切りをして手伝いました。

また山水で冷やしたジュースやラムネがあって、
お供えものにはフルーツやお菓子がたくさんありました。

普段からうちでは、野菜中心のおかずで、おやつも手作りの和菓子みたいなものやお年寄りのお茶菓子のようなものだったため、ジュースは飲まないし、ジャンクフードもなし、このお寺の行事で美味しそうなお供えものがとても豪華に見えました。

でもそのお供えものも、お坊さんや参拝者に配るので、いいなぁーといつも思っていました。

昔はどの家庭でもとても質素だったため、お寺にきてこのような施しを受けるのはとても有り難かったんだろうなと思います。

私が知ってる頃は、とてま規模が小さくなっていましたが、父が子供の頃は、マイクロバスでお参りに来る人を迎えに行き、寺の庭には出店がきていたそうです。

私の子供の頃はその名残りで綿菓子屋さんのおじさんがいつも来ていました。

今はもうお参りする人も近所の方だけでお坊さんを呼んでお経をあげてもらい、おときの代わりにお弁当をお渡しするみたいな味気ない簡素なものになってしまったようです。

この行事では本当にたくさんの方が手伝ってくださり、たくさんの方が有り難くお参りしてくださっていてとても温かい行事でした。

またどんなに小さな規模でも復活出来るといいなぁ😌