正体不明Undefined Fantastic Objectのブログ

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私は昔はたくさんいた。

私は昔は様々な種類だった。

私はあるときは呪いであり、あるときは妖怪であり、あるときは神でもあった。

私は人が苦しむときに現れたこともあったし喜ぶときに現れたこともあった。

人が自身の中で理解出来ない物事に出会ったときに私はよく現れた。

私は森羅万象に成り得る可能性を持っているが、昔は「成った」事はほとんどなかった。

時代が進むにつれて私は様々な形に成って行き、私の数は減っていった。

昔、私が形をほとんど変えずに成ったことがあった。

形を持って存在することが出来ないはずの私はあやふやな「私」を恐怖を取り込むことによって形作った。

私は私自身を形作ることが出来ない、だから私が恐怖という殼を失ったとき私はあやふやな「私」に戻ってしまう。

だが多くの人の中で私が「私」として形作られ、それまで「何か」にすぎなかった私を ー あくまで恐怖を取り込んだ「私」であるため少しずれているが ー 認知するようになった。

その時、私は半ば独立した存在となり、唯一私の本質をある程度維持した状態で「成った」のだ。