水無月一日
旧暦では水無月になりました。水無月の由来は諸説ありますが、「水」に関係するのは間違いなさそうです。地球上の生命は水の象徴でもある海で誕生しました。それ以来、地球上すべての生命は「水」無しでは存在しません。それは人間も例外ではありません。更に人間は古くから「水」が自分達が生きる為に欠かせないものだと知り、水を利用し、水を敬い、水を畏れ、水に感謝しながら生きてきました。水無月はそんな「水」を冠した月です。「水」の文字とはうらはらに、酷暑が続き身体は乾いていきますが、だからこそかつての日本人はこの月に「水」の文字を入れ、水を求めたのではないかと想います。古来より日本はその地形に寄って山と川の恩恵を受け、常に水が傍にありました。水無月はその水が、太陽周期によりこの時期最も強い輝きを増す太陽とコラボレーションする月です。日本列島は強い生命力にあふれ、命を謳歌します。(それにより細菌も繁殖して疫病が増え、その鎮めの祭も行われるのですが)また、稲の開花時期にもあたる水無月ですが、この月に雷が多い年は豊作とされ、鳴神月とも呼ばれていました。鳴神とは雷のことです。稲妻とも呼ばれる雷ですが、かつては「稲夫(づま)」と書かれ、稲の夫とされてきました。雷が稲に当たると稲が妊娠して子ができる、すなわち稲穂が実ると考えていたのです。実際雷が多いと降水量も日照時間も増え、更には雷の空中放電により、空中の窒素が分解され、それを雨が地中に溶かし込み、栄養分豊かな土地になるそうです。その為雷は豊作に大きく寄与するともいわれています。古代より日本人は科学の裏付けがなくても雷が稲の生育を促進させるものだと知っていたんですね。稲作を中心に生きるようになった時代以降、稲は日本のシンボルであり、生きる為に欠かせない食物でした。その稲は太陽と水と雷のコラボレーションにより、この季節にしっかりと養分を蓄え、実りの準備をします。夏本番!命の源とも言える水分をしっかりとって、まだまだ長い日射しと、常に生活を支えてくれる水に感謝しながら実りの準備をしましょう♪