青年Yです。どうも。タイトルを見て「うわ、こいつ痛いなぁ」って思った方、ちょっと待って。とりあえずこの記事はどうしても読んでほしいのです。というのも、私自称哲学者で、人とはなんなのかってのを考えたりとか、人の気持ちの解釈についてとか考えるのがすごい好きで、幸い周りにもそういうのが好きな友人がいるもので、なかなか議論が発展するんですよ。それで、言葉や人の感情の解釈とかみたいなのをこのブログに書いておくことで誰かが少しでも安心できたり、救われたりとかしたらいいなってことで。
そんじゃあ本題の天上天下唯我独尊についてです。この言葉はゴーダマシッタールタが生まれた時に言った言葉として有名ですね。意味としては、宇宙の中で自分より尊い存在はいない、この世には自分はただ一人である、という感じ”らしい”です。なかなか傲慢ですね。多分書き下し文みたいにすると、天の下にも天の上にも唯我独りが尊い、みたいな感じなんでしょうね。
さて、この言葉の後半に目を向けてほしいなと思います。唯我独尊。かっこいい響きですね。ただ私1人だけが尊い、そう言うことでしょうか。先ほども言った通り、後に仏になる人物としては随分とまぁ傲慢な発言に思えます。本当にこの訳し方、意味が正しいのでしょうか。
一つ一つの文字に一旦着目してみましょう。まずは唯。これは後に出てくる独の強調でしょうか。一人というのに重きがあるようですね。次に我。これは自分のことを指す漢字と思われます。続いて独。これは一人とか、孤独とかの意味を持っていそうです。最後に尊。これは読んで字の如く尊いことを指していますね。さて、ここで一つ疑問が生まれます。独の文字についてです。どうやら通説では一人という意味で訳されていますがどうにも引っ掛かります。仮に、私一人が尊い、という意味であれば天上天下尊他在不みたいな感じで、私以外は尊くねぇぞ、という感じで別の言い方もあったでしょう。なんなら独ではなく一人とか、独以外の方法で表すことだってできたはずです。ならなんでわざわざ独なのか。
一人と独り、これの違いってなんでしょうね。なんとなーく、独りのほうが孤独、出会ったりとか隔絶とかみたいなそういうニュアンスが強いように感じます。さて、ここでゴーダマシッタールタがどう言った人だったのかを考えてみます。よく考えてわかりました。こいつやべぇ。生まれた瞬間泣くこともせず話し出すとか普通に考えたら恐怖です。そんな彼です。生まれた時には他とはなにか自分は違うんだなぁというのは感じていたんじゃないでしょうか。
どうしても人間というのは孤独な存在です。相手が親であれ、恋人であれ、親友であれ、自分のことを100%理解してくれる人なんかこの世にいません。仮にいたとしたら考えてることも何もかも一緒、自分が二人存在するようなことになってしまいます。そうしたら、自分が自分でいる意味は無くなってしまいますね。
さて、ここでもう一度天上天下唯我独尊について考えてみます。天の上にも下にも、つまりこの世の中に自分はただ孤独であることが何より尊い、なんて訳し方ができるんじゃないでしょうか。自分はただただどこまで行っても、孤独な存在である。だからこそただ自分でいられる。それが尊いこと。なんていうふうに思えないでしょうか。
さらにこれを一般化してみましょう。みんな孤独で別の人、それならもちろん分かり合えないこともたくさんあります。猫と犬のどっちが好きか。きのことたけのこどっちが好きか。ひいては国と国の間で、自分たちの国のどちらに大義があるのか。いろんなことにつながります。しかし、孤独であることが尊い、つまり分かり合えないことも素晴らしいことである。言ってしまえば理解できない範囲があるからこそ自分は自分であり続けられる。相手に自分を100%理解してもらうこととか、暴力や権力とかで強制的に己を理解させることは悪であったり、下品なものである。そういうことじゃないでしょうか。
こう考えてみるとずいぶん素晴らしい発言に思えます。分かり合えないからこそ人は素晴らしい。もちろんその分かり合えないことが火種で争いや諍いが生まれることだってありますし、これまでそれで人間はたくさん苦しい思いをしてきたに違いありません。ただ、その分かり合えないことそのものを受け入れて、ある種の理解への諦めをつけること。こうすることで要らぬ争いを避ける。これが尊い行いやあり方につながるんじゃないでしょうか。
彼らはきっと日常生活にも言えることで、理解できないものはできないで諦め、穏便に、平和に生活をする。決して自分本位ではなく、それでいて自分の考えを第一にする。こんな生き方がゴーダマシッタールタが考えていた天上天下唯我独尊なのだと私は勝手に解釈することにしました。
以上になります。ずいぶん長いものになりましたがここまで目を通してくれてありがとうございました。これが読んでくれたあなたの生活をより穏やかに、豊かにしてくれることを心より願っています。