「今度、一緒にしよう」

「次も誘うね」

好きな人からの嬉しい言葉

なかなか声の掛からない日々


忙しいのかな

他の人とも遊びたいよね

そんな言葉で自分に言い訳

本当は寂しいくせに


不愉快にさせることを言ってしまっただろうか

嫌な思いをさせてしまったのだろうか

だんだんと不安になる


きっと私のことなんて好きじゃないんだ

楽しみになんてしてないんだよね

いつしか醜い思いを募らせる


期待をするから傷付く

不幸になる

知っているけれど

それでもやっぱり期待をしてしまう


「今日は楽しかったです」

「また誘ってください」

社交辞令として口にした言葉


ひやり。

きみからの言葉が背後をかすめて

静かに通り過ぎてゆく