信州楽農日記 -5ページ目

【また議員ボーナスアップ? ~ 12月議会開会】

 27日開会。
  佐久長聖高校駅伝部の21年連続「都大路」出場を受けた激励交付金300万円の支出(昨年制定した要綱に基づく交付)は、本番前の合宿などに間に合わせるため初日に採決し、全会一致で可決しました。
  ほかに市から出された議案は22本。
 補正予算では、小中学校の普通教室へのエアコン設置費用(国の補正予算に伴うもの)など。
  そのほか、佐久平交流センターのグランドピアノ(約2493万円)の購入先の決定、エストニア国サク市との姉妹都市提携などが提案されました。

 もう一つ。
  12月21日までの会期中に、また特別職(議員や市長ら)のボーナスアップの議案が出てくる見込みです。
  3月議会では同じ議案に反対しました。
  当時、私が示した疑問点(人事院勧告を非常勤特別職である市会議員に当てはめることへの疑問、市民合意が得られていないことへの疑問)に対する説得力ある反論は、今のところ耳にしていません。
  う~む・・・。
  今回も熟慮したいと思います。

 

【会議3連チャン】



 今日は、
▼午前の議会運営委員会
(12月議会の日程や提出議案について)

 に続いて、今から

▼全員協議会
(浅科の複合施設整備、31~33年度の佐久市総合計画実施計画などについて)

▼政策討論会幹事会
(市議会の総合交通対策特別委員会がまとめた「公共交通の利便性向上に関する提言」をテーマとした議員間討議について)

・・・と続きます。

12月議会の開会が1週間後に迫り、あれこれ準備も忙しくなってきました。

 

【残り2回です! ~ 議会報告会@野沢】

今日も様々な要望や指摘をいただきました。

▼道の駅「ヘルシーテラス」の周辺道路が狭すぎる件。大型車両が車線に納まりきらずすれ違いが危険。高校生らの通学も危険にさらされている。周辺では実際にこの3年間で33件もの事故が起きている。そんな実情を示したうえで、具体的な改善策を提案していただきました。
▼防災無線が家の中では聞こえないので、有線の配備を市が支援してほしい。市が行っているメールやファクスなどによる情報発信のことを、もっと周知してほしい。
▼市が始めたデマンドタクシーは、バス停まで行って乗らなければならないが、バス停まで歩ける人はデマンドを必要としていない。もっと利用者目線に立った検討を。
▼地域ぐるみで子どもを育てる「コミュニティスクール」の取り組みが、肝心の地域の人たちに知られていない。もっと周知に力を入れるとともに、地域住民との「協働」の場に議員もどんどん足を運んで橋渡し役を果たしてほしい。

中には「議員として、市政に対してどんなスタンスで活動しているのか」という議員活動の根幹に関する問いかけを受け、それぞれの議員が思いを語る場面もありました。
 私は「議員の活動は市政のチェックと提言。チェックの際にどこでOKとするかは議員によって様々だが、私は6:4か7:3くらいで辛口に見るのが、ちょうどいい塩梅だと思って臨んでいる」ということを述べさせていただきました。

全部で5回の議会報告会も、あと2回。
 明日16日(金)は14時から浅科のほのかホール、18日(日)は14時から浅間会館で行います。

私たち議員もざっくばらんにお話しさせていただきますので、市民の皆さんもぜひ率直なご意見をお聞かせ下さい!

 

【議員研修2日目】



 今日は朝から15時半まで、公共サービスの民営化の問題に長年取り組んでこられた尾林芳匡弁護士の講義。
 午前はPFIを中心に、公共事業を民間に委ねることの問題点について。午後は注目を集めている水道の民営化について、批判的な立場からの考察。

「民間活用で経費節約」とは要するに、民間の非正規雇用者や派遣労働者などの低賃金を自治体が利用するということ。
水道事業をいったん民営化したイギリスやフランスで、多くの問題点が明らかになったため再び公営化が進められているこの時代に、なぜか日本政府が民営化に躍起になっているのは「周回遅れ」の愚策。
そんな自分の問題意識をあらためて確認するとともに、実に多くの具体例や示唆をいただきました。

民営化の問題に限らず、行政が進めることの「いい面」は、行政側からいくらでも聞くことができます。それをチェックする議員は、行政とは違う視点を身に付けたうえで、両者を比べて判断する責任があります。
その意味で、昨日、今日の講義はいずれも、多くの新たな視点を与えてくれる実り多い時間でした。

今から佐久へ帰りま~す!

 

「自治体はどのように少子化対策を進めるべきか」




議員研修の初日は、以前に著書を読んで共感するところの多かった奈良女子大の中山徹教授の講義。
 国が進めている「子ども子育て新制度」や「幼児教育無償化」「コンパクトシティ化」「公共施設の統廃合」などの現状分析や問題点の指摘を行ったうえで、今後目指していくべき方向を提案。
3時間にわたる分厚い講義で、
 「幼児教育無償化には、公立幼稚園の崩壊につながりかねない、高所得世帯ほど恩恵が大きいなどの『副作用』がある反面、市町村は新たな財源を手にすることができる。その財源は子育て支援分野で使うべし」
  「日本のような私有地制を前提にする限り、コンパクトシティ化は難しい。そもそも人口減を30%以内に抑えられるならコンパクト化は不要」
  「金がないなら、施設を小さく作り変えて面積を減らすよりも、施設を長持ちさせるほうがコスト減になる」
  「徒歩で動ける『小学校区単位』程度の日常生活圏に最低限の公共施設がそろっているのが、暮らしやすい町」
  など、印象に残るポイントがたくさんありました。
 最後は時間切れで質問時間がなかったのが残念!
 個人的には、佐久市議会の公共施設マネジメント特別委員会で、ぜひお呼びしてお話をうかがいたいと思いました。

2人目の講師は、議会改革の取り組みで全国に知られる長野県飯綱町の元議長、寺島渉さん。先日もお話をうかがう機会がありましたが、相変わらず、歯切れのよい語り口は健在でした。

 

【議会と語ろう会@臼田】



若者が気軽に集える場を作りたい、若者の声をじっくりと聞いて町作りに活かしてほしい、樋橋地区の町づくりにそういった視点を入れてほしい、今日のような場で出た市民の意見を行政に反映させて、議会だよりの内容をもっと分かりやすく。。。
 具体的な例も交えながら、多くの的を射たご意見を聞かせていただきました。
 別のテーブルでも活発な意見交換がなされたようです。

 ただ、参加者は一けたと寂しい数でした。今年から、総務文教委員会が高校に出向いて意見交換する取り組みも始まっています。試行錯誤しながら、少しでも多くの市民の意見を聞く形を模索していきたいと思います。

来て下さった方々、ありがとうございました!

 

日本海シンポ



 11月2日のシンポジウム。
  用事で最後までいられませんでしたが、国交省道路部長の基調講演よりメモ。
  日本人は年間に1人平均100時間、高速道路を運転しているが、そのうちの4割、約40時間は渋滞の中で過ごしている。
  自動車に乗車中の死亡事故はG7各国の中で最少だが、歩行者・自転車の死亡事故はG7で最悪。

 

【議会と語ろう会】



4日夕方。
 今月10~18日に市内5か所で行う「議会と語ろう会」のチラシを、ツルヤ臼田店で配りました。
 大勢の方々のお越しをお待ちしています! ぜひ、率直なご意見をお聞かせください!

 

【勉強に行ってきます ~ 議運研修】

 今日から3日間、岩手、秋田へ議会運営委員会の視察研修です。
ペーパーレスのためのタブレット導入、市民と語る会、子ども議会、予算決算委員会など、主に議会の改革に関する内容について、先進的な取り組みをしている自治体に学びに行ってきます。

 

【教育・子育てカフェ】

 野沢会館にて。
 今年はドッジボールの練習指導を終え、途中からかけつけました。
 中学や高校の部活のあり方、低所得家庭の子のフォロー、長野県の青少年の自殺率が高い問題、子どもの自尊感情の育て方、小学校の英語教育増加でどこにしわ寄せがいっているか、道徳の教科化について、宿題のあり方についてなどなど、多くの問題について意見交換しました。
 小・中学校、高校の先生や保護者、子ども支援の現場で奮闘されている方など、様々な立場の方から話を聞くことができて、今年も有意義な場でした