上野千鶴子さん祝辞から心に響いたこと | 毎日に感謝しながら、人生を楽しむ!ワーママ編集者seico

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東大入学式の、上野千鶴子さんの
祝辞!
大変話題になっているので、
わたしも全文を読ませていただきました。



今までモヤモヤと多くの人が
思っていたけれど、なかなか公には
言いづらいことをしっかりと
語ってくださり、
それを学生たちの心を
ふるいたたせる所まで昇華されている
祝辞。

すばらしいなと思いました。


以下、私の心に響いた箇所を
引用します。


♡♡♡

マララさんのお父さんは、「どうやって娘を育てたか」と訊かれて、「娘の翼を折らないようにしてきた」と答えました。そのとおり、多くの娘たちは、子どもなら誰でも持っている翼を折られてきたのです。





言っておきますが、東京大学は変化と多様性に拓かれた大学です。わたしのような者を採用し、この場に立たせたことがその証です。東大には、国立大学初の在日韓国人教授、姜尚中さんもいましたし、国立大学初の高卒の教授、安藤忠雄さんもいました。また盲ろうあ三重の障害者である教授、福島智さんもいらっしゃいます。





あなたたちはがんばれば報われる、と思ってここまで来たはずです。ですが、冒頭で不正入試に触れたとおり、がんばってもそれが公正に報われない社会があなたたちを待っています。そしてがんばったら報われるとあなたがたが思えることそのものが、あなたがたの努力の成果ではなく、環境のおかげだったこと忘れないようにしてください。あなたたちが今日「がんばったら報われる」と思えるのは、これまであなたたちの周囲の環境が、あなたたちを励まし、背を押し、手を持ってひきあげ、やりとげたことを評価してほめてくれたからこそです。世の中には、がんばっても報われないひと、がんばろうにもがんばれないひと、がんばりすぎて心と体をこわしたひと...たちがいます。がんばる前から、「しょせんおまえなんか」「どうせわたしなんて」とがんばる意欲をくじかれるひとたちもいます。


あなたたちのがんばりを、どうぞ自分が勝ち抜くためだけに使わないでください。恵まれた環境と恵まれた能力とを、恵まれないひとびとを貶めるためにではなく、そういうひとびとを助けるために使ってください。そして強がらず、自分の弱さを認め、支え合って生きてください。女性学を生んだのはフェミニズムという女性運動ですが、フェミニズムはけっして女も男のようにふるまいたいとか、弱者が強者になりたいという思想ではありません。フェミニズムは弱者が弱者のままで尊重されることを求める思想です。


♡♡♡



わたし自身の境遇におきかえると、
わたしは東大生でこそありませんが、
大学院まででていて、理学部で、
宇宙物理学を研究していたという
なかなか女性が通らない道をとおりました。

両親にそうしたいと話したときは、
一切反対はされず、
応援してもらいました。

まさに女性だからといって、
翼をおられることは
ありませんでした。

ありがたい恵まれた
環境だったなぁとおもいます。

わたしもただ、子供たちが精いっぱい
翼を広げられるよう応援したいなという
気持ちです。



女性としてほとんど通らない道を
通ったことで、大学院の研究室では、
女性は秘書さんと私1人というような
境遇でしたが、性差別的なことは
殆どなかったです。

ただ自分自身の正直な気持ちとしては、
女性1人というのは、とても心細い
気持ちではありましたし、
周囲に壁もつくっていたなと思います。

入社して、女性の多い職場で、
ホッとしたことを覚えています。

もしかして、研究室が男女半々だったら、
今頃、宇宙の研究を続けていたかも
しれないなと思うこともあります。





最後の赤くした文書は、もっとも
心に響いた箇所です。

人には生存本能がありますから、
勝ち抜こうとする精神はきっと
本能的にでてしまうのかもしれない。

でも、人としてやっぱり
素晴らしいところは、
相手の境遇に共感して、
手を差し伸べたり、
差し伸べられたりするところです。

多様性を受け入れて、認め合って、
力に変えられるところだよなと。


これからの時代を生き抜くヒントが
つまった祝辞だと感じました。




ぜひ、全文を読んで、あなたの心に響いた箇所をみつけてほしいなとおもいます✨
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