みなさま、こんにちは
ぽかぽか陽気ですねいかがお過ごしでしょうか
こんな暖かい日は、お日様を浴びながら、
猫と野原で、ゴロ寝を~
おっと!みなさんは日焼け対策はしておりますか
あなたが、毎日何気に浴びてる紫外線
あなどれませんよ
今日は、医学的根拠に基づくお話を・・・ひとつ
日頃から、患者様にも『日焼けは良くないですよ!』
と、口をすっぱくしてお伝えしています。
しみやしわの原因である紫外線B波の量を、秋田と鹿児島で比べると、
鹿児島は年間にして1.6~2倍多いのです
鹿児島の住民は、しみの数では20年、しわは約6年、
秋田の住民より若く発症する、という事実が明らかになりました・・・
日焼けして、しみが出来る機序については、
ご存知の方も多いと思いますが、
『なんで、日焼けするとしわができるの』
その答えを今からご説明致します
少し難しいですが、まずは、紫外線のお話から。
地表には、太陽から波長の長い順に、
赤外線(760nm~1m) 42%
可視光線(400nm~760nm) 52%
紫外線(290nm~400nm) 6%
が降り注いでいます。
波長が長いほど、皮膚の深くまで吸収されます。
日焼けの原因となる紫外線B波(290~320nm)は、わずか0.5%です。
太陽光線は、通常、垢となって皮膚表面から自然に脱落していく角化細胞と、
表皮の色素細胞が作る黒色メラニンにより吸収・散乱・屈折されます。
紫外線B波は、表皮角化細胞などの表皮細胞の遺伝子に吸収され、
遺伝子DNAに多数の傷を付けます。
また、紫外線A波も、大量に浴びると同様に遺伝子を傷つけ、
皮膚癌やシミを誘発します。
しわは、遺伝子変異との関係はないとされていますが、
日焼けにより産生される、活性酸素が真皮コラーゲン・弾性繊維・
表皮の基底膜を破壊し、
真皮を支える繊維たんぱく質の減少や、構造変化をきたします。
また、紫外線を浴びると、真皮繊維芽細胞のコラーゲン合成が抑制されます。
その結果、しわが出来てしまうのです
しわの原因として、光老化以外にも、自然老化があります。
自然老化とは、大きく分けて
①皮膚の乾燥や老化によるもの
②表情筋に関わる表情ジワに起因するもの
③重力によるもの
の3つです。
自然老化では、表皮の萎縮・細胞数の減少、基底膜の扁平化で、
真皮も萎縮が生じ、コラーゲンの減少、エラスチン繊維の減少、
プロテオグリカンの減少が起こり、しわを作ってしまうのです。
難しいお話でしたが、何が言いたかったかというと、
自然老化では小じわが出来て、
光老化では大じわが出来るとされているのです
大じわなんて、名前からしても恐ろしいです
日焼けすると深いしわが出来てしまうから、
要注意なんですよーっっっ
当クリニックでの、深いシワへの治療法は
などがあります
ですが、事前に防げることが一番良いですよね
鹿児島の皆さん、紫外線に負けないように、
これからも紫外線対策頑張りましょうね
Monthly Book Derma.No144 P.51 参照
セイコメディカルビューティクリニック 得