子どもは親の鏡~落ちこぼれ先生のつぶやき~ -2ページ目

子どもは親の鏡~落ちこぼれ先生のつぶやき~

「我が子を良い子に育てたい!」

これは、どの親も考えていることです。

教育者であり、母親でもある視点から見た、現代の親と子どもについて考えたいと思います。

また、「音痴を直すこと」を生きがいにしている私が、少しずつ音痴克服へ導いていきます。

私のお友達に5人の子のお母さんで、しかもシングルマザーという方がいます。


いわゆる母子家庭ですが、私の母子家庭のイメージを覆してくれたのが、このSさんです。



Sさんはとても前向き、努力家、行動派、いつもやさしくにこやかです。


そして、とてもきれいで、おしゃれ。


とても5人の子持ちなんて分かりません。


初めてSさんに会う人は、みんなびっくりしてしまいます。



仕事も出来て、お店でもSさんの売り上げはウナギ登り。


でも、パートだったので、お給料は正社員ほどはもらえません。


家計はSさんの肩にかかっていますので、私が正社員になればいいのにというと「正社員になったら子どもの授業参観などに、行けなくなるからこれでいい」とのこと。


すごく、優先順位をきちんとつけた生活をされています。



Sさんは家にいるときには手早くご飯の支度をし、近所の父子家庭の子にご飯を持って行ってあげたり、相談にのってあげたり。



こんなSさんを神様が見捨てる訳はありません。


先日、このご時世にSさんは条件のよい会社に転職することが決まりました。



Sさんは、「いつも自分は守られていると感じる。」と言っています。


それに、いつも感謝の心を忘れない人です。


メールの最後には必ず「感謝」の言葉が入っています。



5人の子どもたちも、お母さんの背中を見て育っています。


一番上の高校生のお兄ちゃんは私学に通わせていて、相当勉強も出来るようです。


下の女の子たちもとても思いやりがあって、兄姉妹仲良く、お母さんがいないときは協力して生活しています。


とてもあたたかい家族です。



Sさんは子どもたちと触れ合う時間は少ないけれど、気持ちの触れ合いは大きいのです。


いつも、子どもの立場でものを考えるようにしていて、口癖は「子どもを信頼している」です。


言うのは簡単かもしれませんが、Sさんは言葉通り実行しています。


素晴らしい子育てです。



私は、こんな素敵なお友達に恵まれて「感謝」です。








先日は、素晴らしいお母さんの例を書きましたが、今日はその逆のパターンです。



上の娘のクラスのO君は、頭は良く、人気もある方なのですが、いつもトラブルメーカーとなっています。


クラスの中でも存在感があり、たまに良いことも言うそうですが、すぐにカッとなったり、いつも文句を言っているといった感じの子です。


クラスでのトラブルに彼が入っていないことはありません。


私も娘からO君の関係するトラブルを聞くたびに、「困ったO君だ」と思っていたのでした。


私から見ると、O君はいつも体のどこかにピリピリとした雰囲気が漂っていて、気持ちがゆったりと落ち着いていない感じが伝わってきました。



そんな時、お友達のお母さんからこんなことを聞きました。


「O君のお母さん、下の弟はすごくかわいいけど、O君はかわいくないって言っていたわよ。」



口が達者なO君はきっとお母さんに何か言われると、すぐに自分の都合のよいようにこじつけたり、言い返したりしているのでしょう。


お母さんの気持ちも分からないではありません。


自分が、息子に良くなるようにアドバイスしようとしても、相手は反抗的な態度をとって聞き入れないのですから。


でもこの言葉を聞いて、私はO君の心の中の寂しさを感じました。



頭の良いO君は、愛されるべきお母さんに本当に愛されていないのを感じ取り、自分を守るために他人を攻撃してしまうのでしょう。


親の愛情は、子どもの心を優しく保護し、大きく強く育てます。


O君のあのピリピリとした雰囲気は、冷たい北風にさらされたO君の寂しい心の表れのような気がします。


本当は、お母さんの愛情が欲しいだけなのに。



授業参観が終わってから、私はO君のお母さんにそれとなく「O君、発表して活躍していたね。」というと、「まったく、あの子はみんなに迷惑をかけて。分からなくなってしまうのなら、手なんかあげなければいいのに。」という答えが返ってきました。


「そんなこと言っちゃだめよ。前に出て頑張ったんだから、褒めてあげなきゃ。」


「あの子を見ていると、イライラしちゃって。」


「イライラしても、悪く言ったら、絶対に自分に返ってくるんだから。我慢するのも、母の修行だと思って!」



・・・母の修行は本当に厳しいものです・・・。


先ほど、子どもに文句を言ってしまった私。


O君のお母さんに言った言葉を今かみしめています・・・







私の素晴らしいお友達は、中学3年の女の子と中学1年生の男の子の母親。


お姉ちゃんのMちゃんは「生まれた時から反抗期」というぐらい手を焼いたそうです。


それは最近まで続いていたそうです。


ところが、今ではとても素直な子にとても短期間でなってしまいました。



どうしたか・・・?



母親の態度が変わったのです。


いつもいつも怒っていたのを、ぐっと抑えました。


それは、本当に母親にとっては修行です。


私もそうですが、怒りだすと感情に任せて怒ってしまうことがあります。


でもそれは子どもにとって、百害あって一利なしなのです。


そして、怒りたくなるときはMちゃんから離れて、ぐっとこらえながらMちゃんのよいところを100個書き出してMちゃんに渡したそうです。


Mちゃんはそれを見てお母さんに感謝の手紙を書いてくれたそうです。


それを話すお友達はとてもうれしそうでした。


今では、Mちゃんは本当にやさしい子になりました。


親の力は子どもにすごく影響するのですね。