10月5日(土)本日後期の始業式が行われました。転入生も加わり、187名でスタートしました。本日の出席率も85%と沢山の生徒の皆さんが登校してくれました。

 始業式に引き続き、生徒会認証式があり、新しい生徒会役員4名を代表して生徒会長が挨拶をしてくれました。学校をよりよくすることと同時に自分も成長できるよう頑張りますと意気込みを述べてくれました。 最後に担任の先生からの伝達とレポートを受け取り解散になりましたが、落ち着いた様子で今日を終えることができました。後期がいよいよ始まります。単位修得・卒業に向けて頑張りましょう。

 

本日は前期終業式がありました。144人の出席の生徒が出席してくれました。暑さ対策のため、リモートで各教室からの式の参加となりました。その後、生徒会の告示(生徒会役員の立候補) 教務・生活指導の先生からの話 生徒会担当教員からのお願い。 HR を行いました。 10月の始業式でまた元気な姿を見せてください。 

 9月14日(土)第42回前期卒業式が行われました。卒業生は6名

 それぞれに事情があって、この時期の卒業となりましたが、立派な姿で巣立っていきました。これからの活躍を期待します。

 

卒業生 代表の答辞です。思いのこもった内容になっています。一読ください。

 

 答 辞

 

 今年の夏は猛暑日が多く、毎日のようにテレビで熱中症警戒アラートが発表された日が続きました。八月末の大型台風の通過で一気に秋らしくなると期待しましたが、九月になってもまだまだ日中の残暑が続いています。でも、日に日に朝夕は幾分か、秋の涼しさを感じるようになりました。そういう状況の中で、私たちB組の六名は、ようやく今日の卒業の日を迎えることができました。卒業する六名は、転籍・転入が一名ずつで、新入・編入が二名ずつです。

私は高校二年の冬、聖光高校通信制に転入しました。前の学校での辛い出来事や体調面などが原因で二年生の途中から教室に入ることが苦痛で、登校することができなくなりました。悩み、焦る気持ちの中でも、せめて高校だけは卒業したいと思い、通信制へ行くことを選びました。

 転校当初は不安や緊張もあって馴染めなかった時もあったけれど、先生方が優しく寄り添ってくださり不安も徐々に消えていきました。自分からコミュニケーションを取ることも増え、学校が少しずつ楽しくなり、今では大切な友達もできました。私は「聖光に転校してよかったな」と改めて思いました。通信には同じ理由で入った子や、個性が詰まった子たちが沢山いて、前の高校よりも気楽に過ごすことが出来ました。

 高校生活の中でも一番思い出深かったのが、全国高等学校定時制通信制バドミントン大会山口県予選会に出場し、ダブルスで優勝したことです。私は小学二年生の頃から八年間バドミントンをしてきました。学校の説明会でバドミントンの大会があることを知り、興味をもちました。三年になって同じ学年の友達と大会の話で意気投合し、優勝を目標に日々一緒に練習を重ねました。その成果が実り、全国大会出場を決めた時に泣いて喜び合った瞬間は一生忘れません。全国大会では2回戦目で敗退と悔しい結果になりましたが、久しぶりにラケットを握れたこと、みんなで励まし合いながら楽しく大会に出られたことが、とても貴重な経験と思い出になりました。いろんな先生方から応援の声を頂いたことも、とても嬉しく力になりました。

 私にとって聖光高校での時間は、たくさんの人との関わりや仲間との取り組み、社会の大切さなど新しい発見と学びの連続でした。その一つひとつは珍しくも何でもなく平凡なことですが、その積み重ねが私にとっては宝物になりました。

 先生方、今まで私たちに優しく時には厳しく指導して下さり本当にありがとうございました。いつも私たちのことを考え温かい言葉で支えてくださる先生方の存在に私は何度も救われました。いろいろな面で考え方や自分自身を大きく変えてくださったことを今後の進学につなげてがんばります。

 そして、今日無事に卒業できたのもずっと蔭で支えてくれた両親がいたからです。これまで両親には沢山迷惑や心配をかけました。そんな自分が情けなく何度か泣いた日もありました。しかし、そんな私に母はモチベが上がる言葉をかけてくれたり、そばで見守っててくれたり、それがすごく心の励みになりました。そんな両親に私はとても感謝しています。

 私たちB組は人数が少なくあまりクラスで関わることもなかったのですが、同じ高校生活を共にし卒業できることを嬉しく思います。聖光高校で学んだことを胸に刻み、私たちはこれからも一歩ずつ前へ進んでいきます。

在校生のみなさん、最後まであきらめず卒業を目指して頑張ってください。今日は心から感謝の気持ちを込めて、お礼の言葉とさせていただきます。

令和六年 九月十四日

卒業生代表