生活習慣病という言葉はよく聞きますが、これは一つの病気のことではありません。
普段の生活習慣の乱れが原因となって、引き起こされる様々な病気を一般的に総称して、「生活習慣病」と呼んでいます。
日本人のたくさんの死亡原因がこの生活習慣病とも言われていて、放置しておくと大変危険な病気が多いです。
以下に、生活習慣病の種類を挙げてみましょう。
糖尿病・・・
高カロリーの食生活の継続や日頃の運動不足、ストレスなどが原因と言われており、血糖値が常に高い状態になります。
高脂血症・・・
遺伝や糖尿病、脂質(大きく分けると、単純脂質、複合脂質、誘導脂質などに分けられます)を多く含む食品の摂り過ぎなどが原因と言われている生活習慣病です。
高血圧症・・・
遺伝や肥満、ストレス、また、腎臓の病気やホルモンの異常なども原因になります。
肥満症(遺伝で糖尿病になる場合、むしろ痩せていることが多く、若いうちに発症するそうです)・・・
高カロリーの食生活や運動不足などが原因と言われており、他の様々な生活習慣病を誘発しやすいでしょう。
動脈硬化・・・
喫煙や運動不足、肥満(単純性肥満、病的肥満、症候性肥満、皮下脂肪型肥満といった種類があります)や高血圧、また、ストレスなどが原因で発症することが多いです。
脳卒中・・・
高血圧や高脂血症、糖尿病や動脈硬化などが原因と言われています。
つまり、上記の生活習慣病を放置しておくと、脳卒中になる可能性が高くなるのです。
がん・・・
遺伝も主に関係していますが、生活習慣の偏りも原因になってしまうといわれています。
また、喫煙は、肺がん、喉頭がん、食道がん、膀胱がんなどの多くのがんの原因となっています。
骨粗しょう症・・・
カルシウム不足による骨の新陳代謝のバランスが崩れることが主な原因となります。
アルコール性肝障害・・・
大量のアルコール摂取による肝臓の機能の障害が原因です。