片づけが苦手な人に「手早く！楽しく！美しく！」をテーマにお伝えする誌上セミナー。片づかない＆捨てられない、の悩みにお答えします。

「出して置く」は、調理台やテーブルといった
平面の片づけに使える『ゆるいルール』ですが、
立体の、収納空間の中の場合は、
「しまって置く」「それ以外」に分ける『ゆるいルール』を使います。

私の場合、「しまって置くもの」は、

まとめて管理する実用品・ストック品、

土鍋など、季節外、季節限定のもの、
来客時など、特別な時に使うもの、

パン作りの道具など、用途限定でしまっても忘れないもの、
出して置くと汚れたり壊れやすいもの

などです。

扉の中や引き出しの中がごちゃごちゃしてきたときも、
『10分片づけ』を実行します。

たとえば、
うちには調理台の下に幅50cmほどの扉収納があります。
その中がごちゃついてきたら、
タイマーを使って『10分片づけ』をします。

気軽に始める収納場所の『10分片づけ』は、
これくらいの範囲がせいぜいです。
引き出しならひとつが精一杯。

片づけるときは、
はじめに、扉の中のものを全部出して、
見えるように並べます。

この後、悩むことに時間を使わないために、
出したところで、残り時間を確認、タイマーチェックを忘れません。

つづいて『3秒ルール』で、
「ここにしまって置く」と「それ以外」に分けます。

分けたら、「ここにしまって置くもの」は、
見えるように、しまい直します。

これで、『10分片づけ』は終了。

そのあと、別に『10分片づけ』の時間をとって
外にあふれた「それ以外」のものを点検。

すると、
あるとき、土鍋をほかの場所に移すことになりました。

こんな具合に、あまり使わなくなっているものがわかり、
ほかのしまい場所に移した方がいいものが分かります。

ほかの場所に置くことで、
活用できるようになる場合もあります。

『3秒ルール』で振り分けることは、
ものの必要度や、適した置き場所などの点検作業にもなるのです。

「しまって置く」収納も、『10分片づけ』と『3秒ルール』でラクラク整理