ペットのるなが

10/30に突然天に召されてしまった。




飼い始めてからずっと病氣でやっと治ったから、できなかった去勢手術をしようとしたら、

麻酔でアレルギーを起こしてあっけなく死んでしまった。



可愛くて、可愛くて、こんなにかわいい生き物がいるんだと夫も言うくらい可愛かった。


ただ生きていてくれるたけで良かったのに。


辛くて仕方ない。

普段大丈夫と聴かれたら大抵大丈夫と答える私だが、今回ばかりは、辛くて仕方ない。



父が死んだ時よりも辛い。

寂しい。いくらでも泣ける。

あんなに大声出して泣いたのは、子供の時以来だ。



子供の時でさえ、泣いたら負けだと思っていたので、親兄妹家族の前では泣いても人前で声を出して泣いたことがなかった。

夫、娘の前で号泣するのは、初めてだ。

泣いたことは、あるが忍び泣きで、鼻をすするくらいだった。



息をするのも苦しい。

こんなに辛いと思ってなかった。

そもそもこんなに早く突然死ぬと思ってなかったからなお辛い。



病氣で死んだならある程度覚悟ができている。

歳を取っているならそれと仕方ないと諦められる。

まあ、長くいればいる程辛いのだろうが…



ベットは、家族だ。

本当にいるだけで、なでるだけで癒やされた。

夫が病氣、母は認知症、娘は引きこもりでまともなのが私だけだったから癒やしが欲しくて飼った子だった。



そんな時だからペットを飼う余裕ないと思っていたが、一目惚れしてしまったから仕方なかった。



でも直ぐに病氣して、闘病、通院は、うちに車がないから本当に大変で、やっと治ったのに、からこれだったのに、まだ1歳になったばかりだったのに…



夫が泣くのを初めて見た。

夫は、兄が突然死んだ時も両親が死んだ時もろくに泣いてない。

泣いたことがないと言っていたのに、声を出して号泣している。

夜も眠れないそうだ。



娘も同じ部屋手ずっと過ごしていたから辛いようだ。

動物嫌いだった母でさえ「るーちゃん」と猫撫で声を出して構っていたくらい可愛かった。



初めてペットを飼って、こんなに早くお別れするなんて。

ペットロスってこんなに辛いのですね。



あのフワフワの手触りが忘れられない。

氣が強くて臆病な子で、寂しがり屋鳴くくせに触られる、抱っこされるのが嫌いという我が儘な子だった。



毛が長いからブラッシングしないといけないのに、嫌いでいつも蹴飛ばされたり、噛みつかれたり、パンチされていた。

猫のクセに爪も研がないし、殆ど鳴かなかった。

怒ると犬のように「うー」と言っていた。



そんなでも大好きだった。

生きとし生ける物は、いつか死ぬと言っても早すぎる。

まだ7ヶ月しか一緒にいないのに。



何故突然に、あんなに呆気なく死んでしまったのか。

病氣にも勝ったから強い子だと、生きる為に私の所に来たのだと思っていたのに。



病氣の時歩けなくてもズリズリお腹を擦りながら動いて、苦しそうな顔なんて見たことなく、いつも目がキラキラしっかりしていたから病氣で死なないと信じてたら完治した。



今回も手術で再発したらと心配してた、アナフィラキシーで死ぬなんて考えてもみなかった。

MRI撮る時に麻酔したことがあってその時の方が危ない状態だったのに大丈夫だったから。

アナフィラキシーショックは、2回目の方が出るというが大丈夫だと思っていた。

麻酔の薬が違ったのか? 

病氣の影響があったのか?

わからない。

考えても仕方ない、戻ってくる訳ではないとわかっているが、つい考えてしまう。



突然に家族が交通事故とかで死んでしまったらこれ以上辛いのだろうなと。

覚悟してるのと覚悟してないのとでは、こんなにも違うのだ。



娘が突然死んでしまったら耐えられないだろう。

去年夫が倒れて死にそうになったが、助かってくれて良かったとつくづく想った。


ペットを飼うと死ぬのが嫌だから飼わない、一度飼ったが死なれてそれに耐えられないから飼わないと言う人がいるが、私は、今いないのに耐えられない。

るーちゃんは戻ってこないし、代わりはいないが、何かいてくれるだけでも救われると思うので、新たな猫

、保護猫を飼うことにした。



友達が保護猫活動していて、次飼う時は、保護猫にして欲しいと言われていたのと、ペットショップで買うとまた手術がある。

もう、手術は無理だ。私が耐えられない。

アナフィラキシーショックは、人でもあり得るが、自分の手術は、耐えられてもペットの手術は、怖くて仕方なくなってしまった。



動物の救命は、人より大変だ。

気管挿管して、気道確保もできなければ、AEDもない。



夫が倒れてたのを見た時は、冷静でいられたが、ペットの死にそうなのには、パニックになってしまった。



私が声をかけたら必ず戻ってきてくれると信じていたのに😭



病院がちがったら、薬が違えば、先生がもっといたら、とか本当にぐるぐる考えてしまう。



先生に抱かれて別れた時の顔が最後になるなんて…



次会った時は、舌を出して目をカッと見開いて、心臓マッサージされている姿だった…



短い間だつたけれど私達家族に笑顔と幸せをもたらしてくれた。

るうちゃんありがとう。

感謝しかないよ。

お空でまた会おうね。