おはようございます！

プルデンシャル生命に23年勤務し

55歳で脱サラ。

（MDRT23年連続達成 TOT10年　COT22年）

今春より、俳優・モデルなど様々なチャレンジをしている

山内誠治です。

昨日は父の日でしたね😃

今日は、私の父のことを書きます。

私の父（山内二郎）は2011年、

東日本大震災の年、

病気で他界しました。

77歳でした。

静岡県牧之原市の農家に生まれ

育った父は、幼少期より足が速かった

ようで、地元の中学、高校で

長距離選手として頭角を表し、

スポーツ推薦で法政大学に進学、

法政大学陸上競技部に入部しました。

陸上競技の名門法政大学陸上部では、

1年時から卒業するまで4回箱根駅伝に出場。

2回の区間賞と、区間新記録を更新。

特に四年時は、法政大学陸上部の主将、

エースとして箱根駅伝1区を区間賞、

区間新記録で走り、トップで２区にタスキを繋いだようです。

大学選手権（インカレ）の5000メートル、

そして10000メートルでも優勝。

昭和29年陸上競技の日本選手権で

5000メートルを制し、

大学生にして日本一の称号を獲得。

第二回アジア大会10000メートルでも銀メダルを獲得。

父はその後、

5000メートルと、1万メートルで

当時の日本記録も樹立しました。

そんな超一流アスリートだった父ですが、

人生とはなんて残酷なのでしょう。

社会人になり、日本を代表するランナーとしてオリンピックなども視野に入れていた矢先、病に倒れ、長期療養を余儀なくされず、競技を引退したそうです。

その後、母と結婚し私が生まれました。

父は寡黙な人でした。

残念ですが、あまり父と向き合って話をした記憶がありません。

二人で飲んだことも無いです。

父のことを嫌いだと思ったことは

無いけれど、少し苦手ではありました。

父が他界してから、

私はトライアスロンを始めました。

トライアスロンの競技で、長距離を走るようになって、陸上で日本一になるってどれだけ大変なことなのか？

体感することができて......

父を改めて尊敬することができました。

レースで走っている時は、とても苦しくなるんですが、その時にも父のことが頭に浮かぶんです。

父もきっとこんな風にレースの時、苦しい思いで走っていたんだろうなって。

生前は父の事を理解できなかったけれど、今は走っている時に、父に共感ができる自分がいます。

箱根駅伝のスターで

大学選手権優勝

日本記録樹立

日本選手権でも優勝

アジア大会銀メダル🥈

超一流アスリートだった父。

そんな凄い人なのに、不思議な事が......。

父から陸上競技をやっていた時の話しや、武勇伝を一度も聞いた事が無い！

（親戚や母から聞くばかり）

なぜ父は陸上の話をしなかったのか？

今となってはわかりませんが.......

自分の過去の実績を言うのが嫌だったのかな？寡黙で、何かを自慢とかするような人じゃなかったし。

あるいは、夢半ばで、突然競技生命が絶たれたことが悔しくて、思い出したく無かったのかも知れません。

ビジネス面でも、経済面でも、

華々しい成果を作ることはでき無かった

父ですが、人生をかけた陸上競技では

日本一になりました。

ささやかですが、家族をきちんと養い、守ってくれました。

そして、自分が築いた輝かしい過去の成果については、生涯一度も自ら語ることはありませんでした。

そんな父のことを思うと.....

同じ男として尊敬しかありません。

すごい実績があるのに自らは語らない。

今、父が生きていてくれたら、父に伝えてあげたいですね。

「お父さんはカッコ良い！自慢のお父さんだよ！」って。

父が写ってます⬇️

中大が7度目Ｖ／写真で見る第32回箱根駅伝 - 箱根駅伝 : 日刊スポーツhttps://www.nikkansports.com/sports/athletics/news/20… - 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム（nikkansports.com）

www.nikkansports.com

父の日に思う箱根駅伝と父