なんと情けない!
先日、急にお腹が痛みだした。
トイレに駆け込んだのはいいが、何だか変な予感。
あ!後ろポケットに入れていた携帯電話が、なんと
………………………
携帯も、そして中に入っていた全ての情報が消え去った。
しばし愕然、例えようのない衝撃、何とも言えない喪失感が頭を駆けめぐる。
どのくらい経っただろう!ようやく我を取り戻す。
そうだ!神が与えてくれたアドバイスか!
全てをリセット~人生のやり直し~と考えればと。
そうだ!まだ、紙で拭いてなかった。
お腹の痛みは、何時しか消えていた。
秋の爽やかな空気を一杯に吸った後、バスに乗った。
20人程だろうか?車内は私を含め高齢の人ばかり。
独特の臭いが、漂う。
そう、様々な人生を送ってきた人達の、それぞれの臭いだ。
生理現象故しかたない。
勿論私にもあるだろう。自分では気が付かないだけだ。
次々に降りていくそれぞれの人に、思いをはせる。
私を除いて殆どの人が降り立った後のあるバス停。
20人程の小学生が一斉に乗車してきた。
たちまち、甘い匂いが鼻をつく。
やがてこの子らも、私達と同じ歩みを送る事だろう。
新聞で、70歳定年、年金受給の繰り下げも目にする。
少子高齢化、将来の日本は……
頭をよぎる。
最後に一句
匂い立つ 若さ悲しき 秋の夕
20人程だろうか?車内は私を含め高齢の人ばかり。
独特の臭いが、漂う。
そう、様々な人生を送ってきた人達の、それぞれの臭いだ。
生理現象故しかたない。
勿論私にもあるだろう。自分では気が付かないだけだ。
次々に降りていくそれぞれの人に、思いをはせる。
私を除いて殆どの人が降り立った後のあるバス停。
20人程の小学生が一斉に乗車してきた。
たちまち、甘い匂いが鼻をつく。
やがてこの子らも、私達と同じ歩みを送る事だろう。
新聞で、70歳定年、年金受給の繰り下げも目にする。
少子高齢化、将来の日本は……
頭をよぎる。
最後に一句
匂い立つ 若さ悲しき 秋の夕
末は博士か大臣か。
私の小さい頃、ことあるごとに使われてきた言葉を、新聞のコラムで目にした。
ふと、机に目をやると、家蜘蛛の姿。
連想ゲームではないが(そういうタイトルのテレビ番組が、その昔あった)私の脳裏に
虫も殺さぬ良い男の文字が浮かんだ。
いずれ、歌舞伎の世界の言い回しだろう。
昔は蜘蛛の姿を見ると、すぐさま踏みつけて殺したものだ。
いつ頃だっただろうか?
天井から糸を垂らして降りて来て、床を一生懸命飛び跳ね、歩く姿を見ていると、何とはなく、生き物の哀れ、愛おしさを感じ、我々人間の世界の様を垣間見てるかんじを覚えてきた。
私のこの歳からくる感情かも知れない。
以来、一度も踏みつけた事はない。
そのせいか、私の部屋にはあちこち家蜘蛛の姿がある。
芥川龍之介の蜘蛛の糸ではないが、地獄に落ちた私に、救いの糸を垂らしてくれるかな?
そんな訳ないか…(笑)
最後に一句
生命は尊きなかれ水や澄む
私の小さい頃、ことあるごとに使われてきた言葉を、新聞のコラムで目にした。
ふと、机に目をやると、家蜘蛛の姿。
連想ゲームではないが(そういうタイトルのテレビ番組が、その昔あった)私の脳裏に
虫も殺さぬ良い男の文字が浮かんだ。
いずれ、歌舞伎の世界の言い回しだろう。
昔は蜘蛛の姿を見ると、すぐさま踏みつけて殺したものだ。
いつ頃だっただろうか?
天井から糸を垂らして降りて来て、床を一生懸命飛び跳ね、歩く姿を見ていると、何とはなく、生き物の哀れ、愛おしさを感じ、我々人間の世界の様を垣間見てるかんじを覚えてきた。
私のこの歳からくる感情かも知れない。
以来、一度も踏みつけた事はない。
そのせいか、私の部屋にはあちこち家蜘蛛の姿がある。
芥川龍之介の蜘蛛の糸ではないが、地獄に落ちた私に、救いの糸を垂らしてくれるかな?
そんな訳ないか…(笑)
最後に一句
生命は尊きなかれ水や澄む
夕方のあるテレビ放送、男女の局アナペアが、(この男性アナは昔から余り良いイメージがない)スタジオに座り、レポーターが、都内に世界各地からの珍しい木々が、即売されていると、中継していた。
見ると、なる程見たことのない物ばかり。
世界広しの実感を味わう。
レポーターは、勿論「珍しい、お高い」と言う口調で、伝えていた。
さて、お値段はと、言うことでカメラが値段表にズーム。
20~30数万円。
それを目にしたスタジオの男性アナ「普通に買えるじゃない」の一言。
え~?と思ったのは私だけではあるまい。
ごく小さな穴から日光を見る事が出来るように、小さな事柄、言葉が、その人の性格を浮き彫りにする。
イギリスの医師で作家のサミュエル・スマイルズの言葉だ。
同じ道を歩んできた私、改めて過去を反省すると共に、残り少ない人生、せめて謙虚に生きようと心に誓った出来事であった。
最後に一句
それぞれの 人生観や 秋に入る
見ると、なる程見たことのない物ばかり。
世界広しの実感を味わう。
レポーターは、勿論「珍しい、お高い」と言う口調で、伝えていた。
さて、お値段はと、言うことでカメラが値段表にズーム。
20~30数万円。
それを目にしたスタジオの男性アナ「普通に買えるじゃない」の一言。
え~?と思ったのは私だけではあるまい。
ごく小さな穴から日光を見る事が出来るように、小さな事柄、言葉が、その人の性格を浮き彫りにする。
イギリスの医師で作家のサミュエル・スマイルズの言葉だ。
同じ道を歩んできた私、改めて過去を反省すると共に、残り少ない人生、せめて謙虚に生きようと心に誓った出来事であった。
最後に一句
それぞれの 人生観や 秋に入る
三十年まえの、写真が出てきた。
現役時代、フジテレビ系列の女子アナ育成講師で、静岡に行った時撮ったものだ。
フジテレビ、関西テレビ、東海テレビ、仙台放送の講師陣、一番手前が私で、その後ろに特別講師で来て貰った、槇大輔君がいる。
槇君と私は、今から50年程まえ、大学時代東京のアナウンス学校に通った時、同じクラスに在籍していた仲。
その縁もあって、いま、私も講師陣の一人に名を連ねている、福岡のアナウンス養成学校「アソシエMCスクール」の講師をして貰っている。
毎日のように全国放送で声が流れてくる槇大輔君に久し振り、今度の日曜日に、会える。
お互いこの歳になると、「会えるときにあっておかないと」が、共通の合い言葉。
生徒の中には、来年就職組もいるわけでインターン参加の資料作成に汗を流して頑張っている姿をみて、受験スタイルはちがってはいるが、しばし、50年程前の我が姿を重ね合わせる日々が、続いている。
最後に一句
大いなる 若き日の夢 昇り月