生命保険の必要性については理解しているけれど、実際に加入を考えたとき、どれくらいの保険に加入したらいいのか、どのような選び方をしたらいいのか、難しいものがあります。


リスクの高さや必要な補償は、人それぞれに違いがありますが、自分の保険料はいくらくらいが妥当なのか、世間一般には、どれくらいの保険金額を掛けているのか、知っていると参考になることも多くあります。


そこで、死亡保障の世間一般の平均加入金額を調べてみます。これを参考に、自分に合った保険を選んでみるのもよい方法です。


日本の場合、生命保険に加入している人は非常に多く、生命保険の加入率は約88%といわれています。これはすなわち、ほとんどの世帯が生命保険に加入していることになります。以前では、高い年になると、95%の加入率になっていたこともあります。


死亡保障における保険金額についての平均金額は、約2,030万円です。世帯主が亡くなった場合の保険金額を多くの人がこの2,000万円前後で掛けているということになります。
その中でも、家族を養う40代の世帯主に対する保険金額がもっとも高くなっており、40代での平均金額は約3,000万円です。


その後50代なると、2,000万円~2,700万円、60代では約1,500万円と減少していきます。これは、子供が成長して教育費や生活費などの負担が減ってくるためと考えられます。


このように、死亡保障の保険金額というのは、実は子供の成長に比例して増減することがわかります。


多くの人は、子供が誕生したと同時に保険について見直しをして、保険金額を増額させています。60歳以降の人でも保険を掛けているのは、お葬式代やお墓代などの費用を見込んでのことだと考えられています。


車を運転する人には生命保険のほかにも自動車保険の加入が必要です → 自動車保険の見直し方

職業別や年収別にみた生命保険の保険金額の選び方があります。


まず、他の人がかけている保険金額の平均加入金額をチェックします。

職業別の生命保険の保険金額の場合では、サラリーマンの方で約2,500万円、自営業の方で約2,400万円となっており、それほど差はありません。


生命保険は、基本的には世帯主が死亡したときに、遺族年金や退職金などではまかなえない分の金額を保険金として掛けておくものです。
自営業の場合は、この遺族年金が少なめということもあり、本来であれば、サラリーマンの方より保険金額を高くしておきたいところですが、実際なかなかそうはいかないのが現実です。

パートや派遣社員になると、約1,500万円程度で、サラリーマンや自営業の方よりもかなり低くなっています。


保険金額を聞くめる際は、月々支払う保険料の金額だけに注目せず、自分はいくらの保障が必要なのか、きちんと考えて保険金額を決める必要があります。


年収別にみた場合、保険の支払い能力の高さに比例して、保険金額の選び方を決めている人が多くなっています。そのため、年収が高ければ高いほど保険金額も高くなっています。
年収が200万円未満の場合、保険金額は約1,000万円程度、年収が400万円?500万円で保険金額は約2,000万円程度、年収が700万円以上で保険金額は約3,000万円となっています。

本来は、収入が少ない家庭ほど保険金額を高くして保障を厚くしたいところですが、出費も多くなるので、現実的には難しくなっているといえます。


但し、実際の保障してほしい保険金額については、家庭ごとの事情があるため、これらのデータだけで決め付けることはできません。
あくまでも参考情報として考え、各家庭ごとに必要な保障金額を考えることか大切です。

保障はどれくらい必要になるのか、生命保険に加入を検討する場合、生命保険の選び方で最も気にするところが保険料とその保険金額です。


掛け金をいくらにすべきなのか、その保険金額を知りたいときは、必要な保障額を考える必要があります。

必要な保障額とは、もし家計を支えている世帯主が亡くなった場合、いくらあれば残された家族が生活できるかという金額です。
一般的な家庭の場合、子供の学費などの教育費、衣食などの生活費、自動車関連、レジャー代、その他など、合計で1ヶ月約20万円で生活しているとします。

まずこのような現状把握をすることが、保険の保障額の選び方として、最も大切なことになってきます。


この他にも、今はかかっていないお金でも、将来的に必要となるお金についても考えておきます。
例えば今後の子供の学費を想定します。大学の学費は約1,500万円~2,000万円は必要です。
また、10年に一度は自宅のリフォームを行いたいという人はその費用や、車の買い替え代なども必要です。

これと同時に収入を計算することも忘れてはいけません。

遺族年金が毎年いくら入ってきて何年間受給できるのか、年金、残された母親が家族のために働いた場合の収入などこれらも加味して必要保障額を決定します。


このように現在かかっていないお金まで考えて必要保障額を決めることが、生命保険を決める際のポイントとなります。


必要保障額を決める上で一番大切なことは、未来の自分達の生活にいくらお金が必要なのか見極めることです。現在いくらの保険に加入していて、何歳まで加入しているものなのか今現在、生命保険に加入している人もこの点を考慮して見直す必要があります。

生命保険の選び方を考える際にポイントのひとつとなるのが、生命保険を掛け捨てにするか貯蓄型にするかです。
当然掛け捨てならばその分保険料は安くなり、貯蓄型にすれば貯蓄分だけ月々の保険料が高くなります。掛け捨ての生命保険は得なのでしょうか損なのかというのは、人によって異なってきます。


掛け捨ての保険とは、保険料を支払っても将来掛け金が受け取れないというものです。掛け捨ての場合は保険料を受け取らなければ、保険料は捨てたも同然ということになってしまいます。掛け捨ての生命保険の場合、もしも解約したとしてもお金は一銭も戻りません。満期の際に支払われる満期金などもありません。


掛け捨てタイプのメリットは、一番は保険料の安さです。
期間が長く設定されている保険や、解約返戻金や満期金がある保険に比べると格段の安さです。コストを安く抑えて必要な保障だけを保険に求める人にはいいと思います。
また途中で解約しても解約時のデメリットがないこともメリットのひとつです。

掛け捨ての生命保険のデメリットは、保険期間が終了したときいままでに保険金を受け取っていなければ支払っただけで一切役に立たなかったということです。


掛け捨ての保険が向いている人というのは、収入が少なくて貯金もままならず、生活するだけで毎月ギリギリの人が保険にかかるコストを抑えて利用したいと考える人です。


このようにして掛け捨て保険にはメリットもデメリットもあり、これらを知った上で生命保険の選び方を考える必要があります。


病気になったときに備える保険なら、こちらへ → 医療保険の選び方  

近年保険の選び方の傾向として、若い人の間では医療保険だけという選び方をする人も多く、生命保険つまり死亡保障をつけない人がいます。


それは若い人や独身の人、夫婦二人だけで生活している人たちです。
自分が死亡したとしても遺族のことを考える必要性がないとの理由からです。


しかし、高度先進医療が進む中、まだ認可されていない抗がん剤などには健康保険は適用されないのです。
もしも将来自分がガンやその他の難病になったら、これらの医療費を全額負担することはかなり困難です。


現在、生命保険には「リビングニーズ」という特約があります。これは余命宣告を受けてその余命が6ヶ月以内であれば本人が保険金を受け取れるというものです。これを利用すればもしもガンになってもその高額な医療費を支払う助けとなってくれます。


医療保険に入っていなくて生活自体が脅かされる人は少ないはずです。
ただし生命保険の死亡保障については、その後の生活を補えるほどの保険料が受け取れることを忘れないで下さい。この保険料があるかないかで大きく生活が変わるのです。


また、保険の保障がどれだけの期間必要なのか、必要な期間をきちんと見極めた上で生命保険を申し込むようにしましょう。

掛け捨て保険などで期間が設定してあるもの、例えば1年、3年、5年など1回目の保険料は安くても2回目以降3回目以降など更新毎に保険料が高くなることがあります。注意して内容をチェックしましょう。


以上のようなことを踏まえた上で、生命保険の必要性について考えてみることが大切です。