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平成22年11月7日に呉市安浦体育館にて行われました。

団体戦
 低学年の部
  一回戦  2-2  道上剣友会
       (本数勝)
  二回戦  3-2  育誠館道場
  準決勝  3-0  仁方剣友会
  決 勝  1-1  黒瀬剣道教室
       (本数勝)

 高学年の部
  一回戦  1-2  育誠館道場

 中学生の部
  一回戦  2-3  八次剣道SP少年団

個人戦
 小学2年生以下の部
  準優勝  空本 和波

 小学3年制の部
  準優勝  岡本 達弥

 中学2年生の部
  優 勝  梶川 桂吾


以上の結果、低学年の部にて優勝と個人戦にて三名が入賞する事が出来ました。

今回、小学生はこのところ試合も続き、勉強も疎かになったり、友達、家族で過ごす時間も少ないかなと思い、4、6年生は休みにして、3年生、5年生のチームで挑みました。
まぁ、まだ試合には勝てないでしょうけど、来年も頑張ってもらいたいですので、今の力で存分に戦ってほしいなと思っておりました。

個人戦、桂吾は良く優勝したと思います。まぁ、まぐれとは言いませんが、出来すぎです。
試合後ドーピング検査でもあれば、何か出て来たかもしれません。
今日こういう試合が出来、また取って来れるのなら、なぜ団体戦の時に出来ないのか?やらないのか?
と、注文をつけたいです。
和波と達弥は良く頑張ったと思います。
まぁあそこまで頑張ったんなら、もう一つ何とかしてほしかったですね。
まだまだ小学生なんで、剣道と言うよりも打ち合いの感が否めませんので、勝ったり負けたりだと思いますが、どういうところで打てて、どういうところで打たれたのかをよく考え、次に活かして行けば、中学、高校と剣道らしくなっていくと思います。

午後からの団体戦の方は高学年、中学生は1回戦敗退。
これこそ、力が有るとか無いとかではなくて、何をどうしたいのかわからず、腕試しにもなってませんでしたね。
満足はしていませんが、稽古もそこそこ頑張っているのにこのような状態であるのは、はっきり言って指導力不足でしょう。
問題が心なのはわかっているんですが、そこのコントロールが難しいんです。
ひと昔前とか中学生ぐらいになればアメとムチだけで簡単にコントロール出来たんですが、今は中学生でも小学生の延長みたいなところがあり、手こずりますね。
これは小さい頃から親御さんが色々気にかけ、手を出していたのが、いざ成長し剣道の世界で試合など自分の力で頑張ってみろと送り出されても、子供にとっては心の準備が出来ておらず、驚いたり、恐れたり、疑ったり、迷ったりしています。 いわゆる「四戒」ですね。
その準備が出来ていない所に向けて、親の期待、指導者のプレッシャーが重くのしかかってしまい・・・まぁそうなるとどうにもなりませんね。
そういった子供達の状態を、優秀な指導者なら上手に指導するんじゃないかと日々感じており、色んな分野から勉強し吸収して、子供達を導いて行かないといけないなと思っています。
試合に勝ちたいのは山々ですが、私はこの子達で勝てるようにすると決めていますので、それまで努力し続けるまでです。

それに引きかえ低学年はあれよあれよと言う間に優勝してしまいました。
その中の二人はまだ試合経験もあまりなく、ましてや試合に勝った経験など一つか二つでした。
先月の試合に出場した時は二人して場外に出るわ出るわで、反則負け。
監督として座っていた私の方が恥ずかしくて、場外に逃げ出しました。
そんなメンバーでしたが、今日は運も良く勝ってしまいました。
審判をしていたので少ししか見ていませんが、あとでビデオを拝見したところ、その二人が一本取られては悔しそうに地団駄を踏んだり、運よく一本取れば開始線まで鼻息荒く戻る姿を見ては、楽しくも誇らしく見させてもらいました。
この3年生達も今6人ですが、私から見て現状でいえば、相当手こずるメンバーだと思います。
5年生、中学生とは違った意味でです。
このチームも指導者しだいで相当やるような気がするような、しないような・・・。

我が道場で、縁あって出会った子供達は十人十色色んな子がいます。
それを一人残らず、剣道を通して人間的に成長してもらい、世の中に羽ばたいて行ってくれれば、苦労して、頑張って、楽しく指導している甲斐があるというものです。