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中大教授殺害「トイレで30分」待ち伏せ…職転々募る不満

中央大学理工学部教授の高窪統(はじめ)さん(当時45歳)殺害事件で、警視庁に逮捕された教え子のアルバイト店員山本竜太容疑者(28)が、現場となった大学のトイレの個室内で「高窪さんが入って来るまで30分近く待っていた」と供述していることがわかった。

 同庁幹部が明らかにした。大学卒業後、転職を繰り返すたびに待遇や生活レベルが悪くなったことにも不満を述べているという。山本容疑者は高窪さんの行動を事前に調べていた可能性が高く、同庁は、自らの境遇への不満が、なぜ殺害を計画するまでになったのか解明を進める。

 高窪さんは事件当日の今年1月14日、午前10時40分から始まる授業に備えて、同10時頃に中央大後楽園キャンパス(東京都文京区)に出勤。その25分後、教授室のある1号館4階の男性トイレの中で血まみれで発見された。