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「まえがき」より

 

ひょっとしたら、あなたは「もう十分がんばっている」と感じているかもしれません。

 

子どものことを思い、できることを探し続け、それでもうまくいかず、心が揺れてしまう。

 

どう関わればいいのか分からない。

このままでいいのか不安になる。

 

そして気づけば、自分を責めてしまう。

 

そんな時間を、繰り返してはいないでしょうか。

 

 

不登校についての情報は、今とても増えています。

さまざまな考え方や方法が紹介されています。それ自体は、とても大切なことです。

 

けれど同時に、「正しく関わらなければならない」という思いが、

お母さん自身を苦しくしてしまうこともあります。

 

本当は、間違っているわけではないのに。

むしろ、誰よりも真剣に向き合っているのに。

その優しさが、自分自身を追い詰めてしまうことがあります。

 

この本は、「どうすればよくなるのか」と

いう答えを見つけるための本ではありません。

 

子どもの状況をすぐに変えるための方法を知りたい方にとっては、

もしかすると物足りなく感じるかもしれません。

 

けれど、いろいろなことを試しても思うようにいかず、

お母さん自身が苦しさを感じているとき、

この本は少し違った形で役に立つかもしれません。

 

 

私はこれまで、

教育現場とカウンセリングの両方の立場から、

お母さんや子どもたちの様子に向き合ってきました。

 

その中で感じてきたのは、

お母さんの心が少し楽になるだけで、

親子の関係がやわらいでいくことがある、

ということです。

 

何かを大きく変えたわけではありません。

特別なことをしたわけでもありません。

それでも、確かに変化が生まれていく場面を見てきました。

 

だからこそ、

この本では、「どうすればいいか」よりも前に、

「お母さん自身がどう感じているか」に目を向けていきます。

 

今のお母さんのままでいい。

すぐに変わらなくてもいい。

そう思えることが、何よりも大切だからです。

 

 

この本を読み終えたとき、

少しだけ心が軽くなっている。

 

そんな感覚を持っていただけたら、それで十分です。

 

そしてその変化は、

お母さんのこれからの時間の中で、

ゆっくりと、やさしく広がっていきます。