老いぼれ馬券師のブログ

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競馬歴40年 的中しない馬券を買う事に掛けては名人級。小生の推奨馬を外して買えば、あなたの馬券的中率アップ間違い無し。

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第57回  宝塚記念  < G Ⅰ >

阪神競馬場  芝  右内回り  2200m


愈々 今年上半期の総決算 宝塚記念です。


ショウナンパンドラ ・ ゴールドアクターの不参加は

寂しいものの 錚々たる一線級の出走馬は

名前を見るだけで ワクワクする 正にドリームレース。


皐月賞馬 ・ ダービー馬の ドゥラメンテ。

菊花賞馬 ・ 春天馬の キタサンブラック。

宝塚記念馬 ・ 秋天馬の ラブリーデイ。


更に


ダービー馬 ワンアンドオンリー

菊花賞馬 トーホウジャッカル

エリザベス女王杯馬 マリアライト


など 6頭の GⅠ馬の競演


又 伏兵陣にも

春天2着の有る フェイムゲーム ・ カレンミロティック

阪神大賞典1着 春天3着の シュヴァルグラン

昨ジャパンカップ2着 ラストインパクト

秋天2着 ステファノス

エリザベス女王杯3着 タッチングスピーチ

昨ダービー3着 サトノクラウン

GⅡ ・ GⅢ しか勝利が無いが 最近好調の アンビシャス


ざっと 有力処を並べると 18頭中13頭に挙がる。


JRA発表の 前売り人気では

1番人気 ⑨ ドゥラメンテ      単オッズ   2.3倍

2番人気 ③ キタサンブラック   単オッズ   5.0倍

3番人気 ② アンビシャス      単オッズ   8.3倍

4番人気 ⑦ ラブリーデイ      単オッズ  11.4倍

5番人気 ⑤ シュヴァルグラン   単オッズ  14.1倍

6番人気 ⑪ トーホウジャッカル  単オッズ  16.2倍

7番人気 ⑧ ステファノス      単オッズ  17.0倍

以下 マリアライト ・ サトノクラウン ・ サトノノブレスと続く。


これを見る限り アンビシャス への高評価が窺がえる。

中山記念で  ドゥラメンテ ・ リアルスティールと好戦し

産経大阪杯で キタサンブラック ・ ラブリーデイに勝利。

4歳陣の層の厚さを 見せつけるかの如くである。



では此処で 宝塚記念のレース特性を


阪神競馬場内回り 2200mは 小回りの4つのコーナーと

2度の 直線坂越えを必要とする難コースで

スピード ・ キレよりも パワー ・ スタミナが必要。

大箱の 東京 ・ 京都の長い直線でキレ不足に泣いていた馬が

パワーで GⅠ 初戴冠を宝塚記念で成し遂げる。


15年ラブリーデイ 11年アーネストリー 10年ナカヤマフェスタ

08年エイシンデピュティ 07年アドマイヤムーン

近10年で5頭が 又 近21年では10頭が 宝塚記念での

GⅠ 初制覇を成し遂げている。

GⅠ馬が大挙して出走して来るレースに於いて GⅠ無冠馬が

50%の確率で 勝利するこの高確率は異常とも言えそう。

ちなみに 近10年の勝馬では 大本命とも言える

ディープインパクト ・ オルフェーブル ・ ゴールドシップ 2勝で

4勝を挙げているのだから・・・

これから 導かれるのは ドゥラメンテ ・ キタサンブラックの

大看板に アンビシャス ・ シュヴァルグランがどう戦うか?

興味は尽きないところではある。



有力各馬の寸評


⑨ ドゥラメンテ

前走 国際GⅠ  ドバイシーマクラシック スタート前に落鉄し

そのまま出走し 2着 まともだったらどうなんだろう?

何とも恐ろしく強い印象だけが残るレース。

当然 馬への負荷は極めて大きく その後の疲れが心配されたが

追い切り ( 特に1週前 )が 圧巻。

全7戦5勝2着3回 3着以下無しの成績と併せ 不動の一番人気。

でも それは 表向き。 他陣営は 決して ドゥラメンテで確勝とは

見ていないと思われる節がある。

それは ノーザンファームの生産馬が 大挙7頭も出走して来た事。

横綱 ドゥラメンテが出走するにも関わらず 我も我もの身内参戦は

何らかの隙が有り 少ないながらも勝算が有るのでは・・・

勿論 馬主意向による 成算無視のドリームレース参戦も有るが

腑に落ちないところがある。

ここで例によって 勘繰ってみると 前走ドバイのレースで 陣営は

昨年成し得なかった凱旋門賞への再挑戦を強く意識したのでは・・・

ならば ここは現状把握の確認のみ。 掲示板で充分。

目は 札幌記念 → 凱旋門賞に向いているのなら隙有りが本音か?


③ キタサンブラック

もう 母父サクラバクシンオー は忘れよう。

立派な中長距離馬であり スピード系よりパワー系のレース振りは

正に 宝塚記念にうってつけ。

問題は仕上がりである。 春天の出来は 100点。

当然それ以上は無い訳で どれだけ下がっているか?

90点をキープしていれば当確。 85点以下なら他馬の付け込む隙も。


⑦ ラブリーデイ

昨年 本レースで GⅠ初制覇 以降の快進撃で秋天奪取も。

しかしながら 年間8走の酷使には耐えたものの その反動は大きく

精彩を欠く動き。 アッサリ切り捨てても問題なし。


② アンビシャス

ディープ産駒らしい 小気味良い 差し脚を持ち古馬となって本格化。

大阪杯から3ヶ月空くも 天皇賞を使わなかった事が 吉と出そう。

願わくば 良馬場の方が良かったのでは・・・



展開面から


メンバーを見渡せば 行くのは春天と同じ。

キタサン ・ カレンの先行コンビ。 

向こう正面でペースを落とし スローな流れを目論むが

それを許さないであろう ドゥラメンテ。

4コーナー後方では 差し切れない為 向こう正面で

番手を挙げておき 先行集団のペースを催促。

ゴールドシップや オルフェーブルが使う 阪神長距離の

必勝作戦。 ミルコが知らない筈が無い。

ドゥラメンテの仕掛けで 利を得るのが 差し馬各馬。

キタサンがパワーで押し切るか?

ドゥラメンテに乗った アンビシャス ・ シュヴァルグランが

届くか? 更なる問題が馬場状態。

週始めからずっと降ったり止んだり。

やや重止まりなら良いが 重 ・ 不良まで行けば

思わぬ 重巧者の伏兵も・・・ 



      【  結  論  】


◎ ③ キタサンブラック

○ ② アンビシャス

△ ⑩ カレンミロティック  

△ ⑧ ステファノス

△ ⑤ シュヴァルグラン

▲ ⑨ ドゥラメンテ

☆ ⑮ サトノクラウン

★ ① フェイムゲーム



      3連単  2頭軸   マルチ



  ② ・ ③ --- ① ・ ⑤ ・ ⑧ ・ ⑨ ・ ⑩ ・ ⑮

                         ( 36点 )



おことわり。


2013年3月から 勝手気ままな競馬予想

「 老いぼれ馬券師のブログ 」 を書いてきましたが

小生本当に老いぼれてしまった様です。


集中力 ・ 判断力の低下が著しく

レース検討も 徐々におっくうになり

先週は 欠載してしまいました。


数少ない読者の皆様 ごめんなさい。


小生も 後2ヶ月で70歳になります。

本 宝塚記念を最後にブログを休止します。


もし 又 意欲が出たら 秋競馬で再開出来るかも

知れませんが ひとまずお別れしたいと思います。


読者の皆様 当たらない予想に 稚拙な文章。

長らくお付き合い戴き 有難うございました。