HIV/エイズ
HIVやエイズに関して、他人事に思っていませんか?
日本でもすごい数の人数が感染しています。
意外に近くに潜む病気かもしれません。
十分な知識と予防が大切です。
【病気の概要】
○HIVとエイズは違う
「HIV」 とは 「エイズウイルス」 のこと。「HIV」 に感染する(うつる)と 「HIV感染者」 となります。
「HIV」 に感染すると免疫力がだんだん弱くなり、5~10年経つと日和見(ひよりみ)感染症などを引き起こします。
それらのさまざまな症状を総称して、「エイズ(後天性免疫不全症候群)」 と言います。
○他の性病感染は要注意!
クラミジアなど、他のSTD(性病)に感染していると、HIV(エイズウイルス)の感染率は3~5倍増加します。
感染経路は他のSTDもほとんど同じ。HIVじゃなかったら大丈夫・・・という考えはとても危険です。
○予防と検査が大切
症状からは、HIV(エイズウイルス)感染はわかりません。 「心配な行為があった時から3ヵ月後」 から検査は可能です。
治療方法の進歩によりコントロール可能な病気になり、エイズの死亡率は激減しています。
ただし、早期発見・早期治療が大切です。
○感染者は増加中!
日本では感染者数は増加の一途をたどっています。1日に約4人が感染(2008年)しています。
【感染について】
基本的には、HIV(エイズウイルス)を含む血液、精液(さきばしり液含む)、膣分泌液、母乳といった体液が、
相手の粘膜部分(主に口の中、ペニス、尿道、膣、直腸など)や傷口などに接触することで、感染の可能性が出てきます。
また、汗、涙、唾液、尿、便などの体液の接触による感染の可能性はありません。
エイズは握手やトイレ、お風呂など通常の生活での感染はありません。
エイズウイルスに強い感染力はなく、空気中、水の中や食べ物の中などで生存することはできません。
HIV感染者だからといって怖がる必要はありません。
HIVとエイズについては奥が深いので続きは次回に・・