今年は、毎年必ず見ていた「ニューイヤー・オペラコンサート」がついに見られなかった。理由は「テレビがまだ買えないため」

ところが何と、その代わりにというのでしょうか、私の第2の故郷ともいえる鎌ヶ谷市で、「キラリニューイヤー・オペレッタコンサート」というのがあるというのです。当時お世話になったオペラ歌手、河内夏美さんが出演なさるという。

場所は「きらりホール」ん・・・? これは知らない、私が相馬に帰ってからできたところか。でも地図を見ると、ちょくちょく買い物に行っていたショッピングセンターの中だ。これならわかる。

カーナビで検索すると、距離は約50キロ、時間にして片道約2時間、これだったら楽勝さ~、ついこの前まで、相馬まで片道321.4キロ走ってた思いすればね~・・・・・・。

 

ちなみに、隣の船橋市には「きららホール」というのが前からあるのです。そして鎌ヶ谷には「きらりホール」・・・事情を知らない人は、「何でこんな紛らわしい名前つけたんだ」と思うかもしれません。でも「元市民」はそのネーミングの由来を知っています。

鎌ヶ谷には、「きらり鎌ヶ谷」というご当地ソングがあるのです。

「…が、きらり…がきらり…大好きなこの町、鎌ヶ谷です・・・」という調子で、3番まであるのですが…残念ながら、この「・・・」の部分、ほとんど覚えておりません、なはははは・・・。

 

さて、本日のプログラムはもちろんオール・オペレッタ、「メリー・ウィドウ」で有名なレハールや「チャルダーシュの女王」で有名なカールマンの作品が中心。歌って、踊って、合間でセリフの芝居もあって。出演者は女性7人、男性8人、2重唱がほとんどだったけれど、全員での合唱場面は圧巻、手拍子が随所で湧いて、すごい盛り上がりでした。

 

それにつけても・・・震災の翌年、相馬に引き上げた時には、もうこの町に来るようなことは2度とあるまいと思っていたのです。ところが今日、車でいつものごとくカーナビ頼みで走っていて、あと10分ぐらいか、と思った瞬間・・・。

 

(え?)と思いました。なぜか突然、窓の外の空気がガラッと変わったのです。何だろう、と思ったら・・・。

 

向こうから走ってきた緑色の軽トラック(あーっ!)あれだ、前に勤めていた物流会社のトラックだよ~・・・見渡すと、スーパー、カーショップ、病院の看板・・・見慣れたものばかり・・・そうだ、ここの交差点って、右折のタイミングが難しかったんだよね・・・あのマンションの近くには、塾やってた時に通ってくれてた○○さんの家があるんだよ・・・帰ってきたんだ、本当に帰ってきたんだ・・・目に映るものすべてが「お帰り」と言ってくれているみたい・・・。